アウトプット日記

読んだ本、文献、作業療法に関する勉強会・研修会のまとめ。個人的な。

『デジタルデトックスのすすめ』

 

デジタルデトックスのすすめ  「つながり疲れ」を感じたら読む本

デジタルデトックスのすすめ 「つながり疲れ」を感じたら読む本

 

 平成27年1月21日 読了

 

まとめ:

 ひとつの価値基準に合わせて競争させられたりすることから離れて、何物にも替えがたい自分自身の「個室」を探したり、つくったりすることこそ人生の醍醐味ではないか、そのひとつの方法としてデジタルデトックスが今必要とされているのだと思います。

 常に隣の芝生がチラチラ青く見えてしまうネット環境にいるからこそ、僕たちが意識して比べるべきは、他者ではなく自分です。過去の自分と比べて、今の自分が成長できているか。それだけをみていればいいのです。(終章より)

 

キーワード:

「ネット依存症」が進むとうつ状態に! p36

 SNSへの依存は、①情報収集、②情報発信というふたつの目的から始まりますが、気づかないうちに、③同調圧力が生じて、無目的に使うようになり、⑤抜けられなくなり、時間を浪費してしまう、という6つの段階を踏んで進行します。

続きを読む

『情報を見抜く思考法』

 

情報を見抜く思考法

情報を見抜く思考法

 

 平成27年1月13日 読了

 

まとめ:

「決断力は情報によって支えられる」 

 

キーワード:

誰しも自分が何かを得られると分かった瞬間、動くもの p16

 仕事でのやりとりは、相手へのギブなしでテイクできるほど、甘いもんじゃありません。それが分かっていないと、人を動かすことなど無理です。

 周囲が、あるいは上司や部下や後輩が思うように動いてくれないと悩んでいる人も多いと思いますが、それは相手サイドの問題ではなく、あなた自身に問題があるのです。なぜ、相手が動かないのでしょうか?

 簡単です。誰しも自分が何かを得られると分かった瞬間、動くものだからです。

 動かないということは、何も得られないと判断したからにすぎません。

 それは金銭や物品に限りません。情報も相手を動かすための極めて重要な「武器」となります。相手が欲しがっている情報を提供できれば、相手はある程度、こちらの思い通りに動いてくれます。

 そんなこといったって、お金も情報もないという人も多いでしょう。

 そんな人たちはどうすればいいのでしょうか?実はとても便利な提供物があります。

 それは「あなた自身」です。

 

 相手に「あいつのためならひと肌脱ごう」「あの人の頼みなら無理をしてでも聞いてあげよう」「体を張っても守る」と思わせれば、金や物など必要ありません。相手はいくらでも動いてくれます。相手はあなたの頼みを聞くことで、あなたのために動くことで、喜びという対価を手に入れることができるのですから。

続きを読む

『職場は感情で変わる』

 

職場は感情で変わる (講談社現代新書)

職場は感情で変わる (講談社現代新書)

 

 平成27年1月11日 読了

 

まとめ:

  組織は、そこに関わる人たちを幸せにする一つのツールでしかありません。しかし、組織は時に人の活力を奪い、人の心や身体の健康すら奪ってしまう。だからこそ、そうならないために、そこに関わる人たちが自分たちの手で組織をマネジメントする必要があるのです。(「はじめに」より)

 

キーワード:

あなたの職場、元気ですか? p14

 ・みんな、元気がなくて、暗い感じがする

 ・お互いにイライラして、ピリピリとした感じがする

 ・みんなが保守的になっていて、殻に閉じこもっている感じがする

 ・職場全体に活力があり、イキイキとしていて、前向きな感じがする

 ・お互いに優しくて、あたたかい感じがする

 こんな風に、職場全体が何か一つの感情を共有しているように感じたこと、ありませんか?

 もちろん、組織は人間ではないし、生物学的な意味での感情を持っているわけではありません。でも、何か組織全体が一人の人間のように元気になったり、逆に落ち込んだりしてしまう。こんな風に感じたことありませんか?

 もとをたどれば、一人ひとりの感情です。でもそれが広まり、その組織のメンバーに共通の感覚を与えてしまうもの。これが「組織感情」です。

 特に、職場という身近で閉鎖性の高い組織では、お互いの感情が伝わりやすく、気づくとみんなが同じような感情を持ってしまう。こういったことが起こりやすくなります。

 

続きを読む

『誤解されない話し方』

 

誤解されない話し方 説得力より納得力 (講談社+α新書)

誤解されない話し方 説得力より納得力 (講談社+α新書)

 

 平成27年1月10日 読了

 

まとめ:

 すべてのコミュニケーションにおいて重要なことは、円滑に自分の意見を通し、相手を「説得」するのではなく「納得」させることである。

 誤解や摩擦を恐れるあまりに自分自身の意見を通すことができなければ、何の意味もない。

 「誤解する」「誤解される」連鎖の仕組みを理解することで、相手の発言を正しく理解でき、自分の発言を正しく理解してもらうことができる。(「はじめにより」)

 

キーワード:

「立ち振る舞い」とは何か p37

 その人の発言の信憑性を左右する「立ち振る舞い」とは何か。この「立ち振る舞い」は大きく分けて三つの要素によって成り立っていると考えることができる。

 ①言動にムダがないか

 ②確信を持って話しているか

 ③話が整理されているか

 

続きを読む

『ホンモノの思考力』

 

ホンモノの思考力―口ぐせで鍛える論理の技術 (集英社新書)

ホンモノの思考力―口ぐせで鍛える論理の技術 (集英社新書)

 

 平成27年1月7日 読了

 

まとめ:

 小論文やディベートは自分の意見を明確にするものである。

 小論文やディベートで論理的思考を繰り返す。

 自分の主張を裏付けるために、知識を増やそうとする。

 そうするうちに、読解力もついてくる。

 関心も、自ら学ぼうとする意欲も生まれてくる。

 一つの答えではなく、様々な考え方、様々な答えがあることを知ることができる。

 こうして、論理力ばかりか洞察力、つまりは総合力がついてくる。

 これこそが「ホンモノの思考力」である。(「結びにかえて」より)

 

キーワード:

二項対立こそ、論理の原型である p20

 言うまでもなく、論理的で科学的思考の基本は、主体と客体、すなわち観察する自分と対象とを明確に分けることだ。そうすることによって、人間は対象を自分から引き離して客観的に観察できるようになった。

 しかも、対象がある要素をもっているかもっていないかという二項対立を明確にすることによって、物事と物事の差異をきちんと認識するようになった。

 つまり、二項対立によって人間は意味の網目を手に入れたわけだ。こうして、現象を分析し、ある命題が真であるか偽であるかという判断もできるようになり、それを好ましいとみなすか否か、という意見をもつこともできるようになった。

 そもそも、物事を二つにきっぱりと分けて考えることによて、分析ができる。ある要素が存在するかしないか、真であるか偽であるか、好ましいか好ましくないかを明確にすることによって、現象を分析できる。

 そればかりではない。顕在・潜在、イエス・ノーを対置することによって、物事を一方的に見ないようになる。ある見方があれば、別の見方がある、賛成意見があれば、反対意見がある、あることを好む人間がいれば、好まない人間もいるということが明確になる。そして、ある意見を考えると、別の意見を前提とし、それを考慮するようになる。

 こうして、様々な二項対立によって、人間は分析し、厳密に思考し、自分の意見をもてるようになり、また多様な意見を考えるようになったのだ。

 しかも、二項対立を思考の原型にすることによって、自他の区別も明確になる。言い換えれば、自分は自分、他人は他人という個人主義的な意識が強まる。日本人のように、自他の区別を曖昧にして、他人を思いやったり、他人の世界に入り込んだりしない。一つの考え方だけでなく、別の考え方がある、別の価値観があるという認識をもてるようになる。

 

続きを読む

『考えないヒント』

 

考えないヒント―アイデアはこうして生まれる (幻冬舎新書)

考えないヒント―アイデアはこうして生まれる (幻冬舎新書)

 

 平成27年1月2日 読了

 

まとめ:

 アイデアは考えても浮かばないもの。

 体を「アイデア体質」に変えて、アイデアの種をたくさんポケットに入れる。

 アイデアの種をどこに植えて育てるかが大切。

 アイデアを生むための「考えないヒント」。

 

キーワード:

努力からひらめきは生まれない p17

 アイデアは、努力したからといってひらめくものではない。アイデアを仕上げることと、アイデアを出すことは違うんです。

 もし努力によっていいアイデアを生み出す方法があるとすれば、それは、日々の暮らしのなかで、いかにアイデアの種を拾えるようにするか、そういう環境を整えるかということしかない。

 アイデアは頭からではなく、体から生まれる。アイデアを生み出しやすい体のことを、僕は「アイデア体質」と呼んでいますが、もしいいアイデアをたくさん出せるようになりたいなら、体質をアイデア体質に変えるしかない。それが一番の努力ではないかと思います。

続きを読む

『「身近な人」との人間関係がラクになる心理学』

 

「身近な人」との人間関係がラクになる心理学

「身近な人」との人間関係がラクになる心理学

 

 平成27年1月1日 読了

 

まとめ:

「人と一緒にいれば親しくなれると考えるのは間違いだ」

 部屋のドアの前にただ突っ立っていても、そのドアが開かれることはありません。ドアはノックしないと、内側から開けてもらうことはできないのです。隣に誰かが座っていても、毎日顔を合わせる人がいても、自分からの働きかけがなければ、相手の心と「つながる」ことは難しいでしょう。

 では、どうすれば、周囲の人と気持ちよくつながることができるのか。それを知り、身につけていくのが「人づきあい」と上手にすることだと私は思います。心理学では、そのためのキーワードがいくつも明らかにされています。(はじめにから引用)

 

キーワード:

「代償行動」で満足を得る私たちの日常 p21

 思い通りの対人関係が作れずにもがいてしまう人は、対人関係を「代償価」という考え方でとらえてみるのも手だと思います。

 人は、自分の欲求を実現できない時、その代償として別の行為を行うことがしばしああります。心理学ではこれを「代償行動」といいます。

 この代償行動で、どの程度の満足があったかを数値化したのが、「代償価」です。たとえば、2週間のオーストラリア旅行が100%の満足度なら、1週間の国内離島めぐりは何%になるか、というのが代償価の考え方です。

 

続きを読む