アウトプット日記

読んだ本、文献、作業療法に関する勉強会・研修会のまとめ。個人的な。

福岡県作業療法協会創立30周年記念式典

平成24年9月29日 会場:八仙閣

記念講演:「脳を知り、脳を育み、脳を鍛える」

講師:川島隆太先生 東北大学加齢医学研究所教授

 

グリム童話
寿命の話
アンチエイジング
スマートエイジング 

 

漢字は後頭葉
ひらがな 中大脳動脈から栄養
聴覚 頭頂葉と側頭葉の間

 

前から回ってくる血管と後ろから回ってくる血管

 

前頭前野の機能
背外側部 メタ認知 論理的思考
報酬 加齢とともに下がる

 

腹側部 コミュニケーションの意味を考える場所

 

うつ病 働きが下がる 自閉症

 

中年期以降に落ちるのは間違い
20歳以降に落ちていく

 

前頭葉の働きが下がるのを抑制する

 

ストループテスト
帯状回の働きだと思われていた
前頭前野

 

脳は加齢によって萎縮する
同じ60歳代でも違う
違いはどこから来るか
肥満 BMIと相関あり
飲酒と相関あり 飲酒量と比例
前頭前野 飲めば飲むほど萎縮する
喫煙も脳を萎縮させる
血流量の低下も影響

 

知的好奇心が大きい 脳が充実している

 

脳を鍛える方法
背外側前頭前野を鍛える
ワーキングメモリー 作動記憶
頭に入れて操作する
つねに使い続けている
例 話を聞いているときに働いている

 

作動記憶の情報と過去の記憶と照合 判断
話を聞くとき 文章を読むとき

 

作動記憶の訓練 作動記憶力アップ
たくさんの情報を持ちながら作業を続けることができる
ワーキングメモリーの量を増やす
いろんなことに対応できるようになる
パターンが違うことが起きた場合に対応方法を思いつけるかどうか
作動記憶の容量を増やす
先を読むことができるようになる

 

訓練をすれば能力が伸びるのは無理
運動を続けることは難しい
ご褒美が必要
作動記憶の訓練にはご褒美がついてくる

 

訓練をしてなかった機能も一緒に上がる
トランスファー
ギリギリの難しさで訓練する

 

知能が上がる 流動性知能 本当の意味での頭の体操良さ
論理的にモノを考える 新しいことを生み出す
流動性知能は遺伝するのではないか
知的機能は遺伝しない

 

心理学の訓練
スパン課題 覚える数を少しずつ増やす
視空間スパン課題 視覚性記憶
7つか8こから始める
一ヶ月に50個覚えられる人も

 

Nバック課題 計算負荷
覚えては消し覚えては消し
2バック 2つ前の記憶を思い出す
2問前の計算の答えを答える
トレーニングで学生に20バックできる人も

 

ランダム化比較試験
2軍に分けた
訓練したグループ
一般的な機能が上がった 論理的思考
前頭葉の体積が増えた MRI
普通は8歳まで
運動能力が上がる
スケルトン成績が向上

 

鬼トレ
任天堂DS
自分のために作った
受験勉強している人の成績が上がる

 

身近なところでできることは?
作動記憶を使う
単純で容易なこと
脳に負荷がかかる必要がある

 

矛盾がある 常識に外れることがある
読み書き計算
単純計算 音読 記号を使うと負荷がかかる
手を使う 負荷がかかる
手紙を書く 手書き パソコン 携帯電話

 

料理 作動記憶が必要
脳に負荷がかかる
手を使う 行為自体が脳にどういう影響があるか
作動記憶を使っているか
インテンシブ アダプティブ

 

テレビ、ビデオを見る 脳のリラクゼーション
脳の働きが下がる
テレビを見る時間が長いと認知症、アルツハイマー病が多い

 

学習療法とは何か
高齢者
教材 4000ステップ 原則
プライドを傷つけないように
簡単な計算ができないことに築いてしまう
100点が取れるものしか渡さない
ギリギリのところでできるものではないと意味がない

 

脳の可塑的変化

 

音読中の前頭前野の機能測定

 

FAB
世界中で使われている 標準化されようとしている

 

学習療法 介護度が低くなってくる
介護保険費用が減っていく
年間10万ぐらい差が付く 一人あたり
教材は年間2,3万程度

 

致命的な欠陥がある
経費が安すぎる

 

薬のデータと合わせた
MMSEとマイナスの相関あり
アメリカ 71歳
日本 80歳

 

学習療法は世界へ
文化差は出ない
全米に展開

 

認知症予防
学校の空き教室 健康高齢者
難易度にばらつきがある
教材のレベルは小学生レベルに合わせた
ぎりぎりの難しさ
スピードで

 

グレーゾーン
軽度認知症

 

FABと生活習慣に影響

 

脳の健康教室

 

料理で認知症を予防する
調理介入実験
前頭前野の機能が上がる

 

作業療法に活かすには
作動記憶を使う
インテンシブ、アダプティブになっているか
ギリギリの難しさで続ける
脳の可塑的な変化

 

震災
ライフラインが消えたこと
政府 流通網を閉じてしまった 緊急車両を通すため
物流が消えた 二日後にものが全て消えた
下道で物資を運んでくれた人たちに勇気をもらった 感謝

 

被災地の物品を一品でも買ってください

 

質問
スマートエイジング
4つの原則
頭を使う
栄養
運動
コミュニケーション

 

作業療法はコミュニケーションのツール
頭を使う 作動記憶を使う 本人のギリギリの難しさ 
コミュニケーションの質を上げる 即時フィードバック
褒める 意欲を高める

 

ボディマップ 落ちる
作業記憶の容量は落ちるのか
止めれば下がる 脳も身体も同じ
どの程度でどのくらいまでは分からない
体積が増えるのが分かったのは最近
ネズミで研究
分子のレベルで研究
5日間訓練して2日間維持する