齋藤孝の企画塾
- 作者: 齋藤孝
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2007/07
- メディア: 単行本
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平成25年1月26日 読了
まとめ:
「デザインシート」を使う習慣をつけることで、「企画」として考えやすくなる。
「企画力」は「アレンジする能力」。
「ヴィジョン力」と想像力が必要。
人を喜ばせることを原動力に「企画」を立てる。
目次:
第1講 デザインシートを使いこなす
第2講 「企画力」を鍛える~初級編
第3講 「企画力」を鍛える~上級編
第4講 成功した企画のエッセンス
キーワード:
「企画」とは現実を動かす力になって、いろいろな人を巻き込み、協力をお願いしながら実現するもの p11
「デザインシート」とは何か? p21
・対象ー誰が対象なのか
・タイトル(ネーミング)ーテーマは何か
・ねらいー何のために行うのか
・テキスト(素材)ー材料は何か
・キーワード(コンセプト)ー中心となるコンセプトは何か
・段取りー具体的にどうやって行うのか
・仕込み(裏段取り)ー準備は何をするのか
換骨奪胎の技を身につけよう p32
オリジナリティやアイデアとよばれるものは、「アレンジする能力」にほかならない。すなわち、今までのものをどうズラして使うのか、というズラしの能力
「頭の中ではもうできている」という「ヴィジョン力」を鍛えるのが、いい企画を立てる重要なキーワード p54
「企画力」のある人間は、どんなことでもヴィジュアル化する力が強い人、という共通点がある p56
「ヴィジョン力」をつけるにはどうしたらいいか。そのためには、活字を読んで想像力を鍛えるのが基本 p57
「企画力」の中で、非常に重要な能力のひとつが「対話力」。対話ができないと、企画を作る段階で、人のアイデアの組み合わせができない p60
需要をくみ取って勝負する。それができれば、必ず受け入れられる素地はある p76
王道を全部組み合わせて、自分のテーマに入れ込んでいくのも企画を成功させるひとつのやり方 p92
自分が楽しいと思うものを、人が楽しめるだろうか、という観点からものを見ていく p102
身体感覚を手がかりに、いろいろなものを発想していくと、隠れた需要が掘り起こせる p111
子供の身体感覚を自分の中にずっと維持し続けている人は、企画に強くなれる p115
ひとつ企画を立てたら、必ずもう一本企画を立てておく p120
蓄積した経験知を移動させるのが、引き継ぎの本来の意味 p125
関数を応用する p134
「何かを入れると、一定の変換で何かが出てくる」という関数の考え方は、企画を考えるときに使える
独りよがりの部分をなくしていくのが、企画を成功に導く p142
「なぜ企画を立てるのか」というと、人を喜ばせたいから。そこを原動力にして企画を立てる心の習慣が大切 p155
これから必要とされる「企画力」は、いわゆるクリエーターと言われる人たちの専門的な能力ではなく、あらゆる領域における「問題解決能力」だととらえる自覚が必要 p198
アクションプラン:
「デザインシート」を使う
人を喜ばせることを第一に考えて企画する