アウトプット日記

読んだ本、文献、作業療法に関する勉強会・研修会のまとめ。個人的な。

院内勉強会「認知症について」

院内勉強会「認知症について」

日時:平成25年2月18日 18時~19時30分

テーマ:「認知症について」

講師:神経内科医師

参加者:OT15名

 

まとめ:

認知症についての基本的な内容から評価、治療症例までを含めた内容。

今後、医師との連携をさらに深める必要がある。

 

内容:

認知症とは―

 症状、鑑別すべき状態、軽度認知障害について、原因疾患、疫学、診断

認知症の評価―

 質問式:HDS-R, MMSE, MoCA, Clock Drawing Test, ADAS-cog

 観察式:CDR, FAST, NM scale

認知症疾患各論と症例ー

 アルツハイマー病、血管性認知症、Binswanger病、レビー小体型認知症、レム睡眠期行動異常、前頭側頭葉変性症、進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症、タウオパチーとシヌクレイノパチー、クロイツフェルト・ヤコブ病

当院の認知症相談窓口の紹介ー

 認知症外来の現状

 

キーワード:

軽度認知障害(Mild cognitive impairment, MCI)

①Amnestic MCI:

 記銘力だけが軽度障害されている。MCIといえば大体これ。

②Multiple cognitive domains slightly impaired type:

 (記銘力も含めて)複数の高次機能にまたがって軽微な障害があるが、全体として軽症。

③Single non-momory domain impaired typa:

 記銘力以外の高次機能領域で障害があるが、軽症。

※健常者と比べてMCIを有するとアルツハイマー病へ移行する率が高い

 MCI→認知症:年間16% MCI→AD:年間8.5%

 MCIは進行しなかったり、改善する場合もある。

 

バイオマーカーと認知症

臨床的に何か症状が出てくるまでの間にすでに病理学的異常は着々と進行している。

軽度認知機能障害が出現するまで約10年間。

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医学書院サイトより転載

 

アクションプラン:

医師とのコミュニケーションを綿密に行い、OTが実際に何を行っているかが伝わるようにする。

 


 

  勉強会後、講師の医師より、「PTは身体の動き、STは嚥下で分かりやすいけど、OTは実際に何をしているのか知りたい」と言われた。

 

 認知症の方に限らず、他職種から見れば、作業療法士が実際に何をしているのか結果として分かりにくいのだろう。

 

 聞かれたこちら側としても、即答はできなかった。

 

 当院では昨年9月から認知症外来が立ち上がった。内科医と認知症ケア専門士の資格を持つ2名の看護師による認知症ケアチームが編成された。そこに、作業療法士は入っていない。このことからも他職種からの作業療法士の認識不足が伺える。

 

 リハビリスタッフに理解を示し、歩み寄ろうとしてくださる講師の医師に感謝したい。

 

 次回の勉強会では、認知症の方に対して自分たちがどのような関わりをしてきたかを挙げて系統立てて分類していく作業を行う予定。自分たちの関わりを見直すいい機会になると思う。

 

 講師の医師にも参加を呼びかけたら、快諾してくれた。

 

 医師に少しでも作業療法を知ってもらい、チームの相互理解を深められたらと思う。

 

 

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