「原稿用紙10枚を書く力」
- 作者: 斎藤孝
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2004/09
- メディア: 単行本
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平成25年3月8日 読了 38分
まとめ:
文章を書くためには構築力が必要
文章を書くことで考える力がつく
文章を書けるようになるためには、量をこなして質を上げる
目次:
プロローグ 書くことはスポーツだ
第1章 書くことは考える力を鍛える
第2章 「書く力」とは構築力である
第3章 「文体」を身につける
キーワード:
「量から質」が文章上達の近道
質を上げてから量に向かうのではなく、量をこなすことで質を上げる p16
起承転結の「転」から文章は考える
考える順番でいえば、「転」が最初。つまり「転承起結」 p24
「書く力」をつけるためには、「文章とは構築物である」ということをしっかり認識することが必要 p35
「話せるから書ける」は間違い
「書く」ことの基本的な機能は、体験の意味、経験の意味をあきらかにすることである p39
書くことの上達の基本も、スポーツの上達の基本と通じる。スポーツで上達するためには、いまの自分の状態がどのレベルにあるかを知ることが第一のポイントである p52
文章を書く力がつくことは、内容のある話ができるようになることでもある。なぜなら、それは考える力がつくからだ p57
主義主張がある文章とは、意味がきちんと含まれており、それが他人にクリアにわかるものだ。また、それは外国語にも訳しやすい p66
書くための読書術
読書は情報をインプットすることであるが、単に知識を得るだけではなく、アウトプットを意識すると、より上質な読書ができる p73
書くべきこと、書かなくてはならないことをすべて洗い出して、配列し、構築してから、実際に書くという作業にかかる p130
書きはじめる前に、自分に向けて書く文章なのか他人に向けての文章なのかを、明確に意識することが必要である p157
アクションプラン:
「転」から考える
作業療法における「構築力」。
目標をどのように設定するか。
評価から見える問題点。
ニードからの評価。
可能性とリスク。
クライアント主体の目標設定。
セラピスト主体の目標設定。
様々な視点、観点がある。
どれかに偏るのではなく、総合的に解釈し、クライアントと共有することが大切。
目標設定に至るまでの冷静な「構築力」が必要。