「論理力を鍛えるトレーニングブック」
- 作者: 渡辺パコ
- 出版社/メーカー: かんき出版
- 発売日: 2001/12
- メディア: 単行本
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平成25年3月15日 読了 25分
まとめ:
論理思考は相手の意見への適切な理解、適切な反論を促す
「MECE」「ピラミッドストラクチャー」「ロジックツリー」を利用
論理思考を身につけるには考える習慣をつける
目次:
プロローグ 脳で汗をかこう!
第1部 理論編 論理思考の基礎
第1章 論理思考ができると仕事はどう変わる?
第2章 論理思考のツール
第3章 思考をドライブするための手法
第2部 実践編 論理思考のトレーニング
STEP1 確実に言えることを判断する
STEP2 短い命題の論理の穴を発見する
STEP3 会話をしながらイシューを抑える
STEP4 長文の論理を構造化して理解する
STEP5 ロジックの弱点を発見し、効果的に主張つくる
エピローグ 論理思考を身につけるために
キーワード:
適切な論理をつくるには、永遠不変の論理をつくろうとするより、自分とこれから説得を試みる「相手」にとって、納得感があるロジックであればいいということになる。つまり、ロジックは発言者と受け手が想定されて、はじめて妥当性が判断できる宿命にあるということだ p45
思考のミスに陥りやすいのは p84
a.イシューをつかまえきれずに目移りしてねらった獲物を手放して違う獲物に向かって奥に進んでしまう
b.誤った前提、隠れた前提に気づかない
c.事実の誤認、事実の過大/過小評価
d.公平な判断ができない
問題を発見し、指摘する思考力 p144
①言葉と文章のつながり両方に注意して問題点を探す
②論理的に指摘するのはもちろん、相手に伝わるように指摘する
③具体的なシーンを想定して考え、指摘する
論理思考を身につけるには p226
①考える習慣をつける
②説得されない・反論する
③具体的に考える
④主張を否定し、人格を否定しない
⑤論理的であることはクリエイティブであること
アクションプラン:
主張を否定し、人格を否定しない
感情的にならない
論理的に思考され、構成された文章は読みやすい。
構成がしっかりしているから要点が分かりやすい。
伝えたいことがたくさんありすぎると、どこが重要なのか分からなくなる。
熱意を持って書いた文章であっても、読む人にとって重要かどうかは分からない。
文章を読む対象を想定して文章を書くこと。
文章を読む対象によって、書き方も変わる。
説明する相手によって、伝え方を変える。
作業療法を提供する相手によって、対応を変える。
相手に柔軟に対応できるようなコミュニケーション能力。
これも作業療法士にとって必要な技術の一つ。