「レジ待ちの行列、進むのが早いのはどちらか」
レジ待ちの行列、進むのが早いのはどちらか―するどく見抜き、ストレスがなくなる心理術
- 作者: 内藤誼人
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2009/03/20
- メディア: 単行本
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平成25年3月20日 読了 31分
まとめ:
人間は「十人十色」。
しかし、全体としてまとめると、大きなところではそれほど変わりがない。
統計的な確率で、かなりの部分まで行動が予測できる。
”観察力”と”推察力”は賢い生き方をするために必要不可欠な能力。
目次:
まえがき
part1 仕事編
part2 雑学編
part3 家族友人編
part4 恋愛編
あとがき
キーワード:
私たちは、自分と名前が似ている人ほど、相手に対して親しみを感じやすい
無意識のうちに、自分と名前が似ている人、似ている商品、似ている地名などを好む p28
左を向いて考える人ほど、社交的な人が多い
感情や感性をつかさどる右脳が関係している。右脳をよく使う人ほど、顔を左に向けて考えやすく、そういう人は、他人の気持ちに対する共感性も高い p45
人は、本当に面白いと感じるとき、「ほお骨」が盛り上がる p66
腕時計をしている人のほうが、自分の人生に対して意味を見つけ、有意義に過ごせることができるということがわかった p74
1400名以上の人を対象にした調査を行ってみると、たしかに、いろいろな分野において、左利きのほうが事故に遭いやすいことがわかった p82
スポーツの事故 左利きのほうが1.2倍も事故を起こしやすい
仕事では1.3倍 家事では1.5倍 自動車の運転は1.9倍
Cohen.,S., & Halpern, D. F. 1991 Left-handedness: A marker for decreased survival fitness. Psychological Bulletin ,109.90-106.
よく笑う子どもほど、知能が高い p109
人間は、自分にないものに強烈に惹かれる傾向があり、これを「相補性」と呼んでいる。自分に足りないものを、相手に補ってもらいたいと思うのである。女らしい人が、男らしい男性に惹かれるのも、この相補性の原理に基づくもの p135
アクションプラン:
観察から推察する習慣をつける
対象疾患の傾向が分かれば、予測ができ、事前に対処できる。
統計的な傾向を知ることは大切。
しかし、予測が外れたときにどう臨機応変に対処するか。
対象は「疾患」ではなく「人」。
引き出しはたくさんあればあるほうがいい。
日々の臨床を単なる体験ではなく、アウトプットを意識した自発的な経験にしていくことが必要。