アウトプット日記

読んだ本、文献、作業療法に関する勉強会・研修会のまとめ。個人的な。

『知の現場』

知の現場

知の現場

平成25年4月1日 読了 82分

 

まとめ:

知的生産とは、

問題解決、考えやアイデア、編集すること、掘り下げて考えること、謎解き、情報を集めて新しい考えを創出すること、本の出版(活字での表現)、協力して流れを作り出すこと、より良く生きること。

 

知の現場とは、

世界中至るところ、街全体、人と人との関係性の中にある、人との出会い、自分のいるところすべて=人生。

 

目次:

見事にちりばめられた知の見本市―はじめに

第1章 書斎派の人々

 常に問題解決型思考で望む

   多摩大学学長・日本総合研究所会長 寺島実郎

 1冊のノートさえあれば情報の整理ができる

   作家 奥野宣之

 知とはイーグル・アイで考え、人と会って話を聞くこと

   作家 北 康利

 小論文指導こそ我が基本

   多摩大学教授 樋口裕一

 現代ピラミッドの建設を提唱する

   株式会社武者リサーチ代表取締役 武者陵司

 宇宙を構想して身の丈で生きる

   都市プロデューサー 望月照彦

第2章 フィールド派の人々

 温泉で心と体を治し、「温泉学」の確立を目指す

   札幌国際大学教授 松田忠徳

 鉄道と二宮尊徳が「知」の原点

   作家 野村正樹

 実体験が「知の源泉」

   IT教授 久保田達也

 「現場の知」を創造する

   多摩大学教授 久恒啓一

 領域を超え、大きな流れにつながる

   久米繊維工業株式会社代表取締役 久米信行

 世界中に手作りおもちゃ教室を広げる

   百三歳児・教育学者・しいのみ学園園長 昇地三郎

 「世界を書斎に」リベラルな国際活動を目指す

   作家 小中陽太郎

第3章 出会い派の人々

 イノベーションを生み出すための仕事術

   グリーンホールディングス株式会社代表取締役社長 小山龍介

 知識よりもアウトプット力

   公認会計士 望月実

 Moso力で社会起業家的プロジェクトを

   日系商社米国代表駐在員 松山真之助

 「オンリーワン人生」を楽しむ

   弁護士 舛井一仁

第4章 場所を選ばない人々

 自然体で、高いレベルのアウトプットを生み出す

   公認会計士 山田真哉

 優れたデーターベースシステムから優れた企画を生み出す

   マーケティング・プランナー 原尻純一

 落語に知の究極を見る

   公認会計士 田中靖浩

 暴れる「情」を「知」で抑える

   ブロガー・プログラマー・投資家 小飼弾

おわりに

 

キーワード:

情報収集というのは、相関の中で無限に拡大していく関心と好奇心を持ち続け問題意識を絶えず、その時代のテーマに引き寄せて収斂させていく、という緊張関係のなかでしかできないこと p20

 

優れたアイデアとは普遍性があるということ p29

 

天才とは「テクニック」を使いこなせる人 p54

「テクニック」を使いこなすためには、練習を重ねることと、他人の作品をたくさん見ること

 

自分のDNAを撹拌させる問題意識、または外にある情報を結晶化させる問題意識をどう明確に持つかが大切 p73

 

タイムマネジメントの能力は、自分の能力をはるかに超えた仕事量を引き受けたときにはじめて身につくもの p119

 

観察力、考察力を高め、知的生産力を磨くコツはたくさん書くこと。一見、単純な作業の繰り返しと習慣化が、上達と生産性向上にはすごく重要 p124

 

「しいのみ学園」 十大教育原理

「予見の原理」「賞賛の原理」「自信の原理」 p136

 

「知の現場」とは、人と人の間にある関係こそが「知の現場」である p159

 

「知的生産」にとって大切な要素 p166

「時間をかけて考えること」 「考える」ときには「常識を外から見る」

「コミュニケーション」 知の現場は人との出会い

 

自分に負担をかけることは、知を鍛えるためにも、体を鍛えるためにも、人間関係を良好にするためにも、すごく大事。常に自分ができる範囲の110%ぐらいのところで勝負することを心がける p221

 

「○○のために」というのは、物事を理解するのには非常に役に立つ一方、生きていくためには危険な考え方でもある p227

 

アクションプラン:

 自分で考えることが知の原点

 

  


 

その道のプロフェッショナルと言われる人たちは、

 

継続する努力を怠らない。

 

 

そして、自分の内面と向き合うと同時に、

 

社会と向き合っている。

 

 

知の現場は、人生すべてであり、

 

知的生産は、人生をより良く生きるためのものである。