『仕事ができる人の質問力』
- 作者: 中島孝志
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2002/10
- メディア: 単行本
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平成25年5月3日 読了 76分
まとめ:
「なぜ?」と質問すれば、問題の糸口を発見できる。
「どのようにして?」と質問すれば、問題を解決するための方法論や処方箋を描くことができる。
そして、何より重要なことは、直観と閃きによって、問題の存在と在処をいち早く見つけ出す「あれ?」という驚きにも似た疑問である。
「質問力」は仕事と人生をガラッと変える。
目次:
1章 「質問力」は、これほど有効かつ、多目的に応用できる!
2章 ”ここ”を鋭く突けば、仕事に「奇跡」が起こる!
3章 ”質問する頭”をつくり、使いこなす法!
4章 ”ロジカル質問”で問題をズバリ解決!
5章 この”心理法則”を利用すれば、効果は2倍、3倍にも!
6章 これが「人を動かす」マネジメント質問術!
7章 運命を劇的に変えた”たった一つの質問”!
キーワード:
五つの「質問目的」と七つの「質問法」 p20
「質問目的」
①疑問
②確認
③意見・提案
④動機づけ
⑤潤滑油
「質問法」
①クローズド質問
②オープン質問
③選択質問
④誘導尋問
⑤深堀質問
④の誘導尋問の応用
「ドア・イン・ザ・フェイス・テクニック」
「フット・イン・ザ・ドア・テクニック」
ビジネスで重要視されるのは、保有能力ではなく、発揮能力である。発揮した結果、すなわち成果こそがすべてなのである。 p61
「なぜ」ではなく、「どのようにして」と聞く。つまり「why」ではなく、「how」と聞け、ということである。 p72
5W3H
①「who(誰が)」
②「what(何を)」
③「when(いつ)」
④「whom(誰と)」
⑤「where(どこで)」
⑥「how to do(どのようにして)」
⑦「how much(many)(どのくらいの量)」
⑧「how long(far)(どのくらいの時間、距離)」
人の心に火をつけるには、「これならできそうだ」と本人に心の底から納得させることが何よりも重要である。
質問力とは、人の心に火をつける特効薬なのである。 p93
「質問頭脳」に磨きをかける六つのポイント p96
①論理的に考える
②分析的に考える
③多角的に考える
④肯定的、建設的に考える
⑤否定的、破壊的に考える
⑥懐疑的に考える
成功は他人が邪魔するものではない。百パーセント、自分自信が邪魔しているのである。頭の中に巣くっている常識や古い方法論などを一度、捨ててかからないと、新しいものは生まれてこない。 p188
上司が関心を持っているのは、部下の働きぶりに対してである。与えられた課題にどれだけ創意工夫をして取り組んでいるか。どれだけ自分の能力を向上させようと努力しているか。ここに関心があるのだ。 p207
アクションプラン:
「どう思う?」と相手に質問する。