アウトプット日記

読んだ本、文献、作業療法に関する勉強会・研修会のまとめ。個人的な。

『任せる技術』

任せる技術―わかっているようでわかっていないチームリーダーのきほん

任せる技術―わかっているようでわかっていないチームリーダーのきほん

平成25年6月14日 読了 47分

 

まとめ:

「できるようになってから任せる」のではなく、「できなくてもムリして任せる」。

ビジネスとはリスク・テイクを伴うもの。

後輩・部下に仕事を任せるのも、それは同じこと。

後輩・部下に仕事を任せることは典型的なWIN・WIN。

 

目次:

CHAPTER0 人は「仕事を任されて」育つ

CHAPTER1 ムリを承知で任せる

CHAPTER2 任せる仕事を見極める

CHAPTER3 任せる。と伝える

CHAPTER4 ギリギリまで力を発揮させる

CHAPTER5 口出しをガマンする

CHAPTER6 定期的にコミュニケーションする

CHAPTER7 仕組みをつくって支援する

 

キーワード:

そもそも部下の仕事とは、「今日」の食いぶちを稼ぐことにある。一方で上司の仕事とは、「今日とは違う明日」をつくることである。 p36

 

 

人は「責任」を負い、「責任」を果たすことで成長する。果たしていった「責任」の大きさに比例して成長するのだ。任せるとは、「作業」ではなく「責任」を与えることにほかならないのだ。 p62

 

リーダーシップとは「組織を一定の方向へ導く影響力」のこと。つまりは、ビジョンという方向性を描き指し示し、それに向けて人を動かす力を指す。必要な行いは二つ。ビジョンの立案・提示と、部下の心を揺さぶり行動させること。この二つだ。 p73

 

部下を説得せずにどのようにして仕事を任せればいいのだろうか?答えは、部下に自分で選ばせること。仕事を任せるかどうかを、任される側の本人の意思で決めさせるのだ。そのためには、仕事を任せることのマイナス面を包み隠さず話すことが必要だ。 p90

 

上司は自分のコピーをつくってはならない。任せた以上は本当に任せるのだ。それがコミットメントと部下の成長を生む。決して手足のように扱ってはならない。 p112

 

「過去と他人を変えることはできない。しかし、未来と自分を変えることはできる」 p132

 

「上司の脳は問題を解決したがる」「部下の脳は共感を求める」 p179

 

アクションプラン:

一日一回、コミュニケーションの機会をもつ