『小さなチーム、大きな仕事』
小さなチーム、大きな仕事―37シグナルズ成功の法則 (ハヤカワ新書juice)
- 作者: ジェイソン・フリード,デイヴィッド・ハイネマイヤーハンソン
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/02/25
- メディア: 単行本
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平成25年8月5日 読了 54分
まとめ:
小さいチームの大きな利点は方針をすぐ変えられることだ。大きな会社と違い、素早く動けるのだ。だからこそ、「今日」に視点を合わせ、明日のことは明日考えればいい。
目次:
はじめに
まず最初に
見直す
先に進む
進展
生産性
競合相手
進化
プロモーション
人を雇う
ダメージ・コントロール
文化
最後に
37シグナルズについて
キーワード:
失敗から何を学べるのだろうか?してはいけないことについては学べるかもしれないが、それにどんな価値がある?次に何をすべきかわからないではないか。
成功から学ぶことと比較しよう。成功は次の手段を与えてくれる。成功すれば、何が成功したのかわかり、それをもう一度できる。そして次はもっとうまくやれるだろう。
失敗は成功の源ではない。 p16
予想をたよりにしてはいけない。今年ではなく、今週することを決めよう。次にやるべき最重要課題を見つけだして、取り組むのだ。何かをするずっと前ではなく、直前に決定を下そう。計画なしに仕事をするのは恐ろしく思えるかもしれない。しかし現実と折り合わない計画にしたがうのは、もっと恐ろしいことだ。 p19
起業家のかわりに、スターターを呼ぼう。新しいビジネスを作ったものは誰でもスターターだ。一つのアイディアと、少しの自信と、少しの勇気だけがあればいい。 p25
すごい製品やサービスを生み出す最も単純な方法は、あなたが使いたいものを作ることだ。自分の知っているものをデザインするのなら、作っているものがいいかどうかすぐに判断がつく。 p28
「私には十分な時間も、お金も、人脈も、経験もない」と嘆くのはやめよう。少なければ少ないほどよい。制約は見方を変えれば武器である。資源が制限されると、それでなんとかしなければならなくなる。そこには無駄の余地はなく、創造性が求められるのだ。 p49
まったく新しいことを始めるとき、様々なことに引き裂かれる。できること、やりたいこと、そしてやらなければならないこと。やらなけらばならないことからとりかかるべきだ。芯からスタートしよう。 p53
レポートや書類のような抽象物の問題は、合意したという幻想を生み出すことだ。何百人もの人が同じ言葉を読むことができるが、頭の中では何百もの異なったことを想像している。だからこそ形にすることは大切なのだ。そのときに真の理解は得られる。 p70
競合相手を打ち負かすには、なにごとも相手よりも「少なく」しかしないのだ。簡単な問題を解決して、競合相手には危険で扱いにくい問題を残す。ひとつ上を行くかわりに、ひとつ下回るようにしてみよう。やりすぎるかわりに、やっていることが相手以下になるようにしてみよう。 p104
不完全の美しさ。日本の「ワビサビ」のエッセンスでもある。ワビサビの価値は、見た目の美しさを超えた特徴と個性にある。物事の中にあるひびや傷も否定されるものではないと考える。それはまたシンプルさでもある。いろいろな物を取り除き、自分自身の持ち味を使うのだ。 p128
小さいチームの大きな利点は方針をすぐ変えられることだ。大きな会社と違い、素早く動けるのだ。だからこそ、「今日」に視点を合わせ、明日のことは明日考えればいい。そうしなければ、時間やエネルギーを起こりえない問題に注ぐことになってしまう。 p165
みんながアイディアを持っている。アイディアは不死身だ。アイディアは永遠だ。
一方、ひらめきは永遠に持続できるものではない。果物や牛乳のように賞味期限がある。何かしたいことがあれば、今しなければならない。しばらく放っておいて二か月後に取り掛かるというわけにはいかない。「後でやる」とは言えない。「後で」ではそんなにやる気満々でもないだろう。 p174
アクションプラン:
制約を受け入れる