『あなたの本当の力が目覚める4倍速仕事術』
- 作者: 小坂幸彦
- 出版社/メーカー: 産学社
- 発売日: 2013/01
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
平成25年9月6日 読了 26分
まとめ:
業務遂行力、調整・折衝力、企画力、問題解決力を高めて、効率的に仕事を進める。
自己管理と他者や組織との関係性の構築が重要。
目次:
はじめに 4倍速ビジネスパーソンへの挑戦
Chapter0 仕事を進めるノウハウ
Chapter1 業務遂行力を高める
Chapter2 調整・折衝力を高める
Chapter3 企画力を高める
Chapter4 問題解決力を高める
付録 4倍速になるためのその他のノウハウ
キーワード:
仕事を進める基本的なプロセス p15
1.ニーズを正しく把握し、正しい方向に舵を切る
2.同意や承認を取る
3.具体的な手順を立てる
4.チーム内の連携体制を整える
5.チーム外の協力/助力をもらう
6.業務遂行中に生じた課題を克服する
7.必要があれば軌道の修正を行う
締め切りに遅れない方法 p35
①仕事の全体像を把握し、仕事の流れを可視化して優先度をつける
②この本のスピードアップ術を用いてそれぞれのタスクの処理速度を上げる
③必要があれば締め切りを再設定する
「一からやり直し」で時間が無駄になるのを防ぐ p48
一番大切なこと、それは方向性を確認しながら進めるということです。
①素案(ラフと呼ばれることもある)を初期段階で作成し、責任者や関係者に見せて方向性が間違ってないことを確認する。
②進め方について自分の理解に不安があるときは質問をリストアップして同様に確認する。
社内で企画を通すノウハウ p100
ルール1 経営の観点から説明する
・必要とする時間とリソース(人とコスト)
・得られる成果(潜在的なものも含む)
・現実性
ルール2 事前に同意を取ってしまう
企画についてはある程度構想がまとまった段階で、上司に対してアドバイスを求める形で先に示してしまう
ルール3 エッセンスで見せる
同意を得やすくするにはできるだけシンプルなものを用意するように心がける
ルール4 信じられる理由(Reason To Believe)
根拠を簡明に添える習慣を身につける
ルール5 選択肢を提示する
・A案B案のメリット・デメリットを整理し、会社としての方向性を確かめる
・一押しの案を明確にし、他の案と比較してメリットを説明する
・一押しの案についてその詳細内容や進め方について選択肢を残しておく など
個人を理解するには、①その人特有の思考回路、②何を大事に考えているか(価値観)、③過去の経験、④生活や家庭などの状況、そして⑤現在の感情の状況、などに焦点を当てていく必要がある p131
価値とは相手にとってどれだけの意味を持つかの度合い p166
一言で価値を定義すれば、「相手にとってどれだけの意味を持つか」です。かかったコストでもなければ、単なる見栄えでもありません。相手がどうしてもそれを手に入れたいと思えば価値は高くなりますし、そうでなければ低くなるのです。大げさに言えばそれがどれだけ相手の人生を変える力を持つかということです。
【組織を動かすポイント】 p183
①関係者に繰り返し話す
・本気度が伝わる
・意味と意義が理解される
・自発的に行動する素地が生まれる
②手柄はチームに与える
・自力で動き出すまでリードし続ける
・チームが活性化してきたら今度は後ろから押す
アクションプラン:
仕事を進める基本的なプロセスを臨床に当てはめて考える