『思考のボトルネックを解除しよう!』
- 作者: 石川和幸
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2008/08/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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平成25年9月21日 読了 36分
まとめ:
ボトルネックとは制約のこと
思考のボトルネック(「知識」ー「選択」ー「生/活力」)がアウトプットを制約する
ボトルネックを見つけて改善することで、効率的に生産性を高められる
目次:
はじめに
第1章 ボトルネックって何だ?
第2章 「知識」のボトルネックを分解する
第3章 情報のボトルネックを解除せよ
第4章 手法のボトルネックを解除せよ
第5章 技能のボトルネックを解除せよ
第6章 「知識」のボトルネックを改善しよう
第7章 「選択」というボトルネック
第8章 最後のボトルネック、「生/活力」のボトルネック
あとがき
キーワード:
ボトルネックとは、隘路(あいろ)のこと。
系(システム)のアウトプットが制限される制約条件のこと。 p17
思考のボトルネック p28
「思考のボトルネック」とは、思考のアウトプットに限度を生じさせてしまう「制約」のこと。
頭のよさの三つの要素 p33
1.情報(マテリアル)
2.手法(メソッド)
3.技能(スキル)
どれかひとつの知の要素が足りないと、それがボトルネックになって、知的な成果の足を引っ張ってしまう p39
1.情報、2.手法、3.技能のどれかが突出している場合、他の要素も引き上げられる可能性が高くなります。 p51
生産性と付加価値時間の考え方 p64
「時間」の扱いには、次の二つのアプローチがあります。
1.付加価値時間最大化と非付加価値時間最小化
2.時間当たりの出来高(Output)最大化
ECRSの魔法:やめる、同時化、順序変更、単純化 p67
E Eliminate(なくせないか)
C Combine(いっしょにできないか)
R Re-order(順番を変えられないか)
S Simplify(単純化できないか)
エフェメラライゼーション Ephemeralization:行為の短命化、ただ一度だけ p81
何度も同じことをするなら、一度ですませられないかということです。一度ですませて、浮いた時間を別に使おうということです。
フェルミ推定とは、曖昧な情報や制限された情報から、推定で答えを出していく手法をいいます。フェルミ推定のキモは、問題を要素分解して、それぞれ推定可能、あるいは取得可能な要素にして見積もることです。 p140
技能の練習方法 p170
机上練習
1.何度も「練習」する
2.「シミュレーション」する
3.「ケーススタディ」で現実に当てはめてみる
実地練習
1.楽しみながら一人でもできる「ゲーム」
2.一定のルール下で行う「ディベート」
3.複数で役割分担する「ロールプレイング」
4.師匠について本番で学ぶ「見よう見まね」
ボトルネック改善のステップ p200
1.ボトルネックを見つける
2.ボトルネックを最大限利用する
3.他の資源をボトルネックに従属させる
4.ボトルネックを改善する
5.惰性に注意しながら1から4を繰り返す
「選択」のボトルネックを分解する p217
「前提」は、目に見えないボトルネックです。常識や思い込みです。「前提」があると、「認識」も「選択」も限られたレベルになります。
人は何にでもなれるし、何でもできる p221
自分の認識を変えるステップ
ステップ1 自分は何者で、今何をしているのか(認識)
ステップ2 自分は何がしたいのか、何になりたいのか(選択)
ステップ3 それはできるのか、なれるのか(前提)
ステップ1に戻り、認識を改める
生きる力のボトルネック p252
「健康」:心と身体の状態。健康状態に影響を与える環境
「習慣」:生きる姿勢
「好奇心」:知りたいという気持ち
3S:Simple-Small-Sustainableのルール p260
1 Simple(単純)であれ
2 Small(小さく)あれ
3 Sustainable(永続的)であれ
アクションプラン:
Simple,Small,Sustainable