『嫌われる言葉―部下と上司の常套句』
平成25年9月28日 読了 38分
まとめ:
相手のツボを感知して言葉を使うことが、社会人として生きる力となる
目次:
相手のツボを感知せよ!!
その1 上司の隠れた悪意
その2 増殖ウイルス系雑言
その3 会社内おどし文句
その4 ごうまんオレオレ系
その5 ネガティブパワー、炸裂!
その6 責任放棄の捨てゼリフ
その7 あんたは何様(!?)語
その上1 それは客に言ってはいけません
その上2 かわいげのない部下
その上3 部下を育てられる上司
あとがきにかえて
キーワード:
4 「誰とは言わないが、そう言っているやつがいる」って、卑怯じゃないか。
やっぱり、ネガティブなことを言うときには、自分の言葉として直接言う、そして褒め言葉は伝聞にする。これが正しい。こういう基本は、本来、社会的訓練の中で教わるものだ。 p32
7 「いま会社がどんなに大変か、わかっているのか!」っておどしてどうする。
つまり上司というのは、気分を盛り上げていくことも必要だが、それよりもっと大事なのが、具体的な目標を設定することだと私は思う。というか、それがリーダーの一番の役割ではないだろうか。 p44
10 「オレはそれ好きじゃない」で済む仕事は仕事ですか?
誰でも自分というものにとらわれているから、相手のアイディアがいいとわかっていても、自分が出したものに固執してしまう。まず、そういうレベルから脱しなくてはいけない。この心理的障害を取り払い、誰が言ったかはまったく関係なく、柔軟にいいものだけを選ぶセンスを磨くのだ。 p57
結論を言うと、ビジネスセンスのいい人というのは、コミュニケーションの中からアイディアを出せる人である。自分から出せなくても、話しているうちに出てくる。そういう輪を持っている人は、明らかに仕事ができる。アイディアを出し合える柔らかな関係が築ける人は、年齢がいくほど経験知も増えて、より確かな判断ができるようになるのだ。 p59
11 「現実には難しい」は人望を失う言葉です。
仕事のできる人は、「できない」ではなく「できたらいいな」と発想する。それで、できるためには何をすればいいかを考えていく。すると、不思議と実現してしまい、それを繰り返していくものだ。 p64
16 「場の空気を読んでくれよ」と言われたぐらいで、へこむな。
空気というのは、結局一人ひとりの心なのだ。一人ひとりが今どういう気分に陥っているか、どういう考えを持っているのかということの集積に他ならない。だから、決して全体の雰囲気ではかるものではなく、一人ひとり個別に見ていくと、自ずとつかめるものである。 p96
要は、「場の空気」と言わずに、「一人ひとりが今どういう考えを持っているのかをよく見渡してから発言をしてくれ」と言えばわかってもらえるのではなかろうか。「自分一人の考えだけで、周りを見ないで言わないでくれ」と。こちらは、心のつぶやきで。 p97
社会人なら、やっぱり前倒しでしょう
仕事はすればするほどやって来るもので、仕事をバリバリしている人には仕事が集まる。予定があったら前を選ぶ、期限前に出してしまう。つまり、前倒しでやる。そして来た仕事は細かい仕事でも断らないようにしていくと、先につながっていく。 p133
アクションプラン:
前倒しでやる