アウトプット日記

読んだ本、文献、作業療法に関する勉強会・研修会のまとめ。個人的な。

『イノベーション・シンキング』

 

イノベーション・シンキング

イノベーション・シンキング

 

 平成25年11月4日 読了

 

まとめ:

必要なのは、

懸命に働くことではなくて、賢明に働くこと、

つまり、別のやり方をとること。

 

目次:

0 いま必要なのは、イノベーションを起こせる思考力。

  ただの創造力ではだめだ!

Part1 水平思考10のスキル

 Skill1 前提を疑う

 Skill2 探り出す質問をする

 Skill3 見方を変える

 Skill4 奇抜な組み合わせをしてみる

 Skill5 アイデアを採用し、応用し、さらに改良する

 Skill6 ルールを変える

 Skill7 アイデアの量を増やす

 Skill8 試してみて、評価する

 Skill9 失敗を歓迎する

 Skill10 チームを活用する

 Part1のまとめ

Part2 イノベーションのための組織づくり

 1 あなたの会社の革新度は?

 2 ビジョンをつくって伝える

 3 ビジョン実現へのステップ

 4 ありがちな誤り―創造力を押しつぶす12の悪習

 Part2のまとめ

付録1 チームの創造力を高めるゲーム

付録2 水平思考パズルの答え

 

キーワード:

変化は、必ずしもイノベーションを必要とはしない。

変化は、

違うものにつくり替えたり、ある状態から、別の状態に移行すること。

イノベーションは、

それまで存在しなかったまったく新しいものになること。 p16

 

その「前提」「先入観」こそが、

私たちを革新的なアイデアから遠ざける障害だ! p27

 

前提を疑うための秘訣 p40

・あなたもほかの人もすべて、あらゆる事態について根深い前提をもっていることを認識する。

・これらの前提を発見し、それに挑むために、根本的な質問をたくさんしてみる。

・完全な部外者になったつもりで、「そもそもどうしてこのやり方をしているのか?」と自問してみる。

・事態を最もシンプルな要素までそぎ落とし、現在の環境の外に持ち出してみる。

・問題を別の言葉で言い換える。

・ベテランや専門家の助言をよく検討し、さらにそれと正反対のことを考えてみる。

 

重要なのは、誰もが当然と思っていること、

変えられないと思っていることについて質問することだ。 p47

 

見方を変えるための秘訣 p67

・あえてまったく違う方向から問題にアプローチする。

・顧客や製品自身、あるいは火星人!の身になって考えてみる。

・問題を再構成する。問題を違う言葉で表してみる。

・書きだしてみたり、関連性を視覚化したりして、問題を目に見える形に表現する。

・今の自分の状況について、まったく違う分野の友人と議論する。

・はじめに、無作為に目標や言葉を引き出し、それを問題と関連させる。

 

今の仕事で抱えている問題を、

他の人も経験し、すでに解決している可能性はとても高い。

それは、同業者かもしれないし、

問題は似ていても、まったく別の業界の人かもしれない。

他人のアイデアを応用して、自分のために使う途があるというのに、

自力で途を切り開いていくことだけにこだわるべきではない。 p87

 

水平思考ができる人は、アイデアを調べるには試してみるのが一番だと思っている。

彼らは行動を起こそうとする。85パーセントの準備ができた段階で動くほうが、99パーセントの準備が整い、遅きに失するより賢明だと信じているのだ。 p118

 

つまり、イノベーションは、

効率を圧倒する。

今やっていることの効率を高めることも必要だが、それと同時に、まったく新しい、よりよい手段を探すことが必要。

リーダーは、チームのメンバーに、今やっていることをよりよくやろうとするだけでは不十分だ、というメッセージを伝えなければならない。今までどおりのやり方では、今までどおりの結果しか出ない。違う結果を得るためには違うことをしなければならない。素晴らしくよい結果を出すためには、素晴らしく優れたやり方を工夫しなければならないのだ。 p169

 

ビジョン実現へのステップ p180

1.権限を与える

2.コミュニケーションを通じて恐れを減らす

3.予備プランを用意する

4.環境を整備する

5.目標に集中する

6.イノベーションの技術を使う

 

ビジョンを実現するための秘訣 p189

・経験や地位に応じて、スタッフに権限を与える。

 このとき、一人ひとりに要求するゴールを明確に示し、合意をとること。

・未知の世界への恐怖、失敗の恐怖を軽減するよう努める。

・成功に向けた計画をし、同時に失敗の準備もする。

・クリエイティヴィテイを引き出す職場環境を整える。

・緊急事項にのみ忙殺されることなく、イノベーションのために立てたゴールに焦点を当て続ける。

・イノベーションのためのスキルを磨く。

 

アクションプラン:

「前提」や「先入観」を疑う