アウトプット日記

読んだ本、文献、作業療法に関する勉強会・研修会のまとめ。個人的な。

『ビジネス・スキルズベーシック プレゼン術』

 

ビジネス・スキルズ ベーシック プレゼン術 (ビジネス・スキルズベーシック 2)

ビジネス・スキルズ ベーシック プレゼン術 (ビジネス・スキルズベーシック 2)

 

 平成25年11月9日 読了 12分

 

まとめ:

プレゼンテーションとは、ビジネスプランをわかりやすく伝えることによって、予算の承諾を得るための場。

ビジネスプランとは、問題を解決し、双方がメリットを得られるプラン。

企画の魅せ方のポイントは、「見せ方」と「組み立て方」の組み合わせ。

「見せ方=情緒・感性」「組み立て方=論理・データ」のバランスをうまく取る。

 

目次:

第1章 プレゼンの心構え

第2章 プレゼンの準備はどうする?

第3章 「勝てるプレゼン」のポイント(1)

    『プレゼンツール~企画書』編

第4章 プレゼンの直前に何をする?

第5章 「勝てるプレゼン」のポイント(2)

    『実施』編

第6章 プレゼン本番はどうする?

第7章 プレゼン終了後どうする?

 

キーワード:

プレゼンの意義とは?

プレゼンテーションとはビジネスプランをわかりやすく伝えることによって、予算の承諾を得るため(決裁)の場と定義したいと考えます。

それでは、ビジネスプランとは何でしょうか?問題を解決し、双方がメリットを得られるプランでしょう。

つまり、プレゼンするということは、相手(相手が自社経営陣なら自分も含む)の問題解決をはかり、その実施によって双方がメリットを得られることを提案し、その解決にかかる費用の承諾を得ることです。 p10

 

プレゼン・マネジメント

プレゼンの流れ

(1)オリエンテーション:クライアントあるいは経営陣などからプレゼンのテーマをもらいます。同時に資料やプレゼン形式の指示などが行われます。

(2)プレゼンの準備:必要な情報を収集し、プレゼンの方針を立てます。さらにプレゼンツールの製作が本項目の最重要タスクでしょう。

(3)プレゼン直前のチェック:プレゼンの成功のため直前のチェックを行います。

(4)プレゼン本番:アクシデントや変化に対応しなくてはなりません。何より効果的なプレゼンができるように努めます。

(5)プレゼン終了後のあと始末:終わった後も、やることはいろいろあります。 p30

 

企画の魅せ方

2つのポイント

(1)「見せ方」がポイント

・物語を感じさせる:ユーザーシーンが「視(み)える」。それによって提案先が成功する・問題が解決するなどのイメージを強く感じられるようにはかる。

・俯瞰させる:全体の状況や位置づけ、個別の関係などが瞬時に「視(み)える」。決裁権持った人は「俯瞰」する力があり、「俯瞰」できる企画書を好む。

・五感で感じさせる:理屈より先に「好ましいイメージ」を抱いてもらう。それはビジュアル、音楽など五感に訴求するものが効果的。

(2)「組み立て方」がポイント

・物語を感じさせる:企画の必然性や成功ストーリーが「視(み)える」。(1)の「物語」と違うのは、その企画を実施する必然性が訴求され、それによって問題解決・成功のストーリーが組み立てられていること。論理的な説明、しっかりした裏付けデータが必要。

・循環を見せる:継続してカイゼンしてゆく様子や利益が上がる状況などが「視(み)える」。(1)の俯瞰と同様、決裁者は「循環」を好む。ビジネス自体が循環して継続するものであるから。

・費用対効果を確証させる:予算つまり投資に見合う効果が「視(み)える」。

 

つまり、企画の魅せ方のポイントは「見せ方」「組み立て方」の組み合わせです。言葉を換えれば「見せ方=情緒・感性」「組み立て方=論理・データ」のバランスをうまく取ることができれば、かなり企画を魅力的に提示することができるのです。 p86

 

アクションプラン:

「見せ方」と「組み立て方」を工夫する