『上司を見抜く 部下を見抜く』
平成26年1月16日 読了
まとめ:
嘘をも操る「できる人」を見抜くことは、自分の成長のためになり、チャンスを確実につかむことにもつながっていく。
目次:
第一部 上司を見抜く
第一章 上司を見抜くだけで仕事の半分は終わる
〜「理解」は最大の味方を生む
第二章 このコツを見抜けば「仕事ができる人」になる
〜上司の技術はこうして盗め
第三章 いまの上司はあなたを成長させられるのか?
〜伸ばす上司を見抜く8つのポイント
第二部 部下を見抜く
第四章 リーダーの眼力で組織の力は倍になる
〜部下のクセから適材適所が見えてくる
第五章 将来伸びる部下を見抜く7つの視点
〜”仕事のやり方”を見れば、部下の「のびしろ」がわかる
第六章 絶対逃したくない相手はこう攻めろ!
〜相手の心をいかに虜にするのか
キーワード:
エサで釣る上司は育て上手
心理学の言葉に「自己効力感」というのがある。
心理学者アルバート・バンデューラによって提唱されたもので、人はあることをやろうと思ったとき、どれくらいうまくやれるか予測するが、その程度によってその後の行動が左右されるというものだ。
自己効力感を高める方法 四つの要素
1.達成体験
これは実際に自分で物事を成し遂げ、達成した経験だ。当然、四つある要素の中でいちばん強いと言われている。
2.代理体験
自分ではなく他人が物事を達成しているのを見て、自分もできそうだと予測して代理体験すること。たとえば、自分が目標とする人の成功体験をしっかりと分析し、そのことによってやる気を高めていく。
3.言語的説得
こちらは言葉でやる気を起こさせることだ。自分で自分を説得していくのは難しいので、周囲の人たちからそのような言葉をかけてもらうのがいい。あるいは、やる気を起こさせたい相手に向かって、本人がその気になるような言葉で説得を続けるなどだ。
4.生理的情緒的な高揚
生理的な面や情緒的な面を通して自己効力感が高められること。いままでは無理だと思っていた場面で、冷静でいられた体験が、やる気につながることもある。
p87
アクションプラン:
自己効力感を高める要素を効果的に利用する