アウトプット日記

読んだ本、文献、作業療法に関する勉強会・研修会のまとめ。個人的な。

『入社1年目の教科書』

 

入社1年目の教科書

入社1年目の教科書

 

 平成26年1月26日 読了 61分

 

まとめ:

仕事における3つの原則

1 頼まれたことは、必ずやりきる

2 50点で構わないから早く出せ

3 つまらない仕事はない

 

目次:

 はじめに 仕事において大切な3つの原則

1 何があっても遅刻はするな

2 メールは24時間以内に返信せよ

3 「何のために」で世界が変わる

4 単純作業こそ「仕組み化」「ゲーム化」

5 カバン持ちはチャンスの宝庫

6 仕事の効率は「最後の5分」で決まる

7 予習・本番・復習は3対3対3

8 質問はメモを見せながら

9 仕事は復習がすべて

10 頼まれなくても議事録を書け

11 会議では新人でも必ず発言せよ

12 アポ取りから始めよ

13 朝のあいさつはハキハキと

14 「早く帰ります」宣言する

15 仕事は根回し

コラム1 会社選びの3つの基準

16 仕事は盗んで、真似るもの

17 情報は原典に当たれ

18 仕事は総力戦

19 コミュニケーションは、メール「and」電話

20 本を速読するな

21 ファイリングしない。ブクマもしない

22 まずは英語を「読める」ようになれ

23 目の前だけでなく、全体像を見て、つなげよ

24 世界史ではなく、塩の歴史を勉強せよ

25 社会人の勉強は、アウトプットがゴール

26 脳に負荷をかけよ

27 自分にとって都合のいい先生を探せ

28 ペースメーカーとして、資格試験を申し込む

29 新聞は2紙以上、紙で読め

コラム2 70歳になっても勉強し続ける意味

30 仕事に関係ない人とランチせよ

31 スーツは「フィット感」で選べ

32 「あえて言わせてください」で意見を言え

33 敬語は外国語のつもりで覚えよ

34 相手との距離感を誤るな

35 目上の人を尊敬せよ

36 感動は、ためらわずに伝える

37 上司にも心を込めてフィードバックせよ

38 ミスをしたら、再発防止の仕組みを考えよ

39 叱られたら意味を見出せ

40 幹事とは、特権を得ること

41 宴会芸は死ぬ気でやれ

42 休息をとることも「仕事」だ

43 ビジネスマンはアスリート

コラム3 キャリアアップは人磨き

44 苦手な人には「惚れ力」を発揮

45 ペース配分を把握せよ

46 同期とはつき合うな

47 悩みは関係ない人に相談

48 社内の人と飲みに行くな

49 何はともあれ貯蓄せよ

50 小さな出費は年額に換算してみる

コラム4 チャンスをつかめる人になれ

おわりに 社会人の「勝負どころ」は最初の瞬間

 

キーワード:

3 「何のために」で世界が変わる

「いつまでに必要ですか?」

 仕事の優先順位をつけるうえで、最も重視すべきは締め切り日です。これを逃してしまっては、いくら出来栄えが良くても意味はありません。 p26

 

 そして、もう一つ必ず押さえておくべき要素があります。

「何のためですか?」

 上司からのオーダーは、そのプロジェクト全体から切り出した一部分です。通常であれば細かい注文までは出してきません。しかし、どんな単純作業にも必ず背景があり、大きな目的に沿って動いているのです。 p28

 

 7 予習・本番・復習は3対3対3

 僕の考える会議のルールは「3対3対3」です。

 予習(準備)に3、本番(会議)に3、復習(フィードバック)に3。簡単に言えば、すべてが同じ比率で重要だということです。 p43

 

 理想的な会議は、事前にレジュメや資料を全員に配布し、会議のテーマを共有します。会議の場では、参加者が熟考してきた意見を戦わせ、結論を導きます。事前に結論が出ている場合には、その説明をし、具体的なアクションまで決定することができます。

 会議終了後は、決定事項を確認します。何を学び、何を合意したかということを議事録に書き留めるのです。そして、それを速やかに全員で共有する。すると、次の会議では前回議論し合意したところから出発できることになります。 p44

 

11 会議では新人でも必ず発言せよ

 会議に出席したら何らかの形で貢献するのが社会人のルールです。新人であることを理由にして、お客さん気分に浸っていてはいけません。

 分析力、問題解決能力などを先輩社員と競っても、現段階では勝てるはずがないのです。上司もそうした能力を求めているわけではありません。新人ならではの貢献をしてほしいのです。

 その一つが、新鮮な目線です。

 思い込みのない率直な目線で見ることで、思わぬ解決策が生み出されることがあるのです。それこそが、何も知らない若者の付加価値のつけ方ではないでしょうか。

 もう一つが、現場の感覚を伝えることです。つまり、情報や生の声を足で稼ぐのです。

 優秀なベテランが、過去の経験と理論を背景に、様々な分析を施す。その結果に基づいて方針が決定される。しかし、あなたが足しげく現場に通って、50人の顧客から仕入れた情報が、その方針と正反対だったらどうでしょうか。

 過去は過去。現在進行している現場の生の情報のほうが、判断材料としては貴重なのです。それをできるのは若手の特権です。 p52〜54

 

25 社会人の勉強は、アウトプットがゴール

 たとえばマーケティングの本を読んだとします。

「ああ、勉強になったなあ」

 そこで終わってしまっては、勉強した意味がありません。僕だったら、ライフネット生命にどう当てはめられるかという視点で読んでいきます。この部分はそのまま使える。この話はこう読み替えればいいのではないか。ビジネスパーソンの勉強は、必ずアウトプットに結びつけるべきだと僕は思っています。

「自分たちならどう行動すべきか」

「自分たちの事業だったら、どう判断すべきか」

 教養として漫然と読むのではなく、常に「So What?」に落とし込むように読まなければならないのです。 p117

 

35 目上の人を尊敬せよ

 確かに、人には欠点があります。その上司にも、至らないところがあるのは事実でしょう。しかし、人は誰しも、良いところを学ぶべきところを必ず持っているものです。人の悪いところを見るのではなく。良いところを発見して、その部分を尊敬してください。 p152

 

「この人は自分よりも経験が多いから、多くのことを教わることができる」

 こうした気持ちを持って接していれば、相手に伝わるものなのです。 p153

 

コラム3 キャリアアップは人磨き

 趣味を伸ばすこと、本を読むこと、体のコンディショニングなどは、仕事が終わってからの空き時間で済ますような重要度の低いものではありません。 p191

 

 最新のビジネススキルを勉強することも、もちろん良いことです。でも、その前に人間としての印象を良くすることや、魅力的な人間であることも大切ではないでしょうか。 p191

 

コラム4 チャンスをつかめる人になれ

 社会人にとって最も大切な命題は、自分の能力を最大限引き出すことです。最大になった力を、勝負どころに注ぎ込むのです

 勝負どころを知覚する能力は、アドバイスを聞いたり、経験を積んでいくことで高まっていきます。自分の力の及ばない予兆に敬意を払い、ついているときを勝負どころと捉えることも必要でしょう。

 ただ、それを待つだけでは成長は早まりません。自ら経験することで、大事な局面か否かを判断する能力が培われていくのです。 p219

 

アクションプラン:

 仕事における3つの原則を守る

1 頼まれたことは、必ずやりきる

2 50点で構わないから早く出せ

3 つまらない仕事はない