『一流になる力』
一流になる力 ビジネスで勝ち残るための教科書 (講談社BIZ)
- 作者: 小宮一慶
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/06/11
- メディア: 単行本
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平成26年2月1日 読了 61分
まとめ:
人生は「考え方」次第。
「正しい考え方」を持つこと。
正しい哲学や倫理観を持っていることを前提として、成功するために必要な考え方は二つ。一つは「何事も前向きにとらえること」と、もう一つは「利他心」。
目次:
プロローグ <二極化>時代をあなたは勝ち残れるか?
第1部 一流になる力1 環境を正しく読み解く
第1章 プロの時代
第2部 一流になる力2 正しい考え方を持つ
第2章 <仕事についての正しい考え方>「考え方」が誤っていると成功しない
第3章 <会社についての正しい考え方>会社と自分を正しく見極める
第3部 一流になる力3 正しく行動する
第4章 「一流」をめざして勉強する
第5章 自立して生きる
第1節 チャンスと準備
第2節 コントロールする
第3節 会社を支える
エピローグ 天職を見つけるために
キーワード:
理屈より「考え方」が大切
私はまず『論語』や『老子』、ソクラテスなど、ずっと昔から読み継がれている本を読むことをお勧めします。昔から多くの人が「正しい」と考える物の見方を学んでおかないと、自分の考え方のバックボーンができないからです。 p51
優れた経営者の本から「考え方」を学ぶ
正しい哲学や倫理観を持っていることを前提として、私が思う、成功するために必要な考え方は二つです。一つは「何事も前向きにとらえること」と、もう一つは「利他心」です。起きていることをチャンスととらえる前向きな考え方と、感謝の気持ちを持って周りの人も自分も一緒に幸せになっていこうとする気持ちです。
利益は「目標」であっても「目的」ではない
「お客さまにどれぐらい喜んでもらえているか」という指標として、売り上げの目標、利益の目標を立てるのです。ただし決して利益を仕事の「目的」とはしません。
目標と目的の違いを分けるのは大事なことです。
「目標」とは、そこに至るまでの通過点であり、評価ポイントです。
「目的」とは存在意義です。
お客さまが求めているのは良い商品であり、良いサービスです。お客さまが求めているものを提供することを目的とし、良い商品や良いサービスを提供できれば、働く人たちもお客さまからほめられ、働き甲斐が出てきます。それによってさらに良い仕事をするようになり、結果として利益もついてきます。 p62
三〇代からはじめる「一流」をめざす勉強法
第一に今の自分の仕事に関すること。
第二に会計や会社法など、会社に関すること。
第三にマクロ経済など、世の中全体に関係すること。
二極化社会で認められるためには、どの分野でもいいから、ある一つの分野で一流になることです。そのための出発点はまず、自分がやっている仕事のスキルを磨くことです。 p112
勉強したら、仮説と検証で仕事を深めていく
「今の現状で本当にいいのか」
「お客さまのために、何かやってあげられることがあるんじゃないか」
と常に考えていれば、会社に関わることでも、お客さまに関わることでも、やること、勉強することは無限にあるはずです。結局、オン・ザ・ジョブだけは、「人並み」にしかなれないのです。一人前にはなれても、一流のプロにはなれないということです。 p120
プリペアード・マインドでチャンスをつかむ
科学の世界には「プリペアード・マインド(準備された精神)」という言葉があります。パスツールの言葉で、常に準備を怠らず、何かが起きたとき即座に対応できた人間にのみ、偉大な発見が生まれるのだという意味です。
科学の世界でもビジネスの世界でも、チャンスと準備はペアなのです。そしてチャンスは、いつ来るか分かりません。 p153
時間を制する者はお金も制す
幸せとは、「自分が人生の主人であり、人生をコントロールしている」という充足感から生まれてきます。人生をコントロールしていると感じるためには、仕事、さらにお金をコントロールできていることが大切です。仕事とお金は、幸せの大前提だからです。 p171
アクションプラン:
「正しい考え方」を学ぶ