『「続ける」技術』
- 作者: 石田淳
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2006/10/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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平成26年2月14日 読了 13分
まとめ:
「不足行動を増やす」または「過剰行動を減らす」。
継続するためには二つの行動のコントロールが必要。
意志や精神力ではなく、「人間の行動に着目する」ことが大切。
目次:
はじめに
第1章 あ〜あ、やっぱり続かない…
第2章 「続かない理由」はここにある
第3章 行動に着目すれば、物事は簡単に継続できる!
第4章 ステップで解説!続ける技術を身につけよう!
第5章 続けるためのちょっとしたコツ
第6章 行動科学で続けられた!
〜第1章の登場人物たちは…〜
おわりに
キーワード:
やり方を知っていても…
何かを続けることができない理由は、じつは二つしかありません。
続かない理由1 やり方がわからない
続かない理由2 やり方はわかっているが、「継続の仕方」がわからない
p38
行動の二つのパターン
あなたが継続したいと思っている行動には、二つのパターンがあります。
第一に英会話学習や筋力トレーニングを継続させたい、というような「不足行動を増やす」というパターン。
第二に禁煙やダイエットで過食を防ぐ、などの「過剰行動を減らす」というパターン。
物事を続けるために増やしたいと考えている行動、あるいは減らしたいと考えている標的となる行動のことを「ターゲット行動」と言います。
課題を明確にし、有効な方法を選ぶこと。それが続けるコツです。
p46
不足行動を邪魔する行動?
不足行動を増やす場合は、誘惑によって邪魔されやすいものです。
私はこの誘惑を「ライバル行動」と呼んでいます。続けようとしている人の行動を、ライバル行動が妨害するのです。
p49
条件を整えてしまえ!
継続のための基本は、目的によってふたつ必要です。
1.ターゲット行動の発生をコントロールする。
2.ターゲット行動を邪魔するライバル行動の発生をコントロールする。
続ける技術とは、ズバリこの二つを軸とするスキルです。
p66
ターゲット行動の発生を増やす三つのポイント
1.行動のヘルプ(補助)を作る
2.動機づけ条件を作る
3.行動のハードルを低くする
p78
ターゲット行動の発生を減らす三つのポイント
1.行動のヘルプ(補助)を取り除く
2.動機づけ条件を作る
3.行動のハードルを高くする
p86
続けるコツ三つ
1.行動の補助(ヘルプ)を決定する
2.行動を動機づける条件を整える(確立操作)
3.行動のハードルの高さを調整する(反応努力)
p90
たったふたつの原則
ターゲット行動のコントロール。
ライバル行動のコントロール。
どんな人でも、どんな行動でも、100%続けることができます。特別な精神力は必要なく、忙しさも問題ではなくなります。「人間行動に着目する」、これだけです。
p92
アクションプラン:
「ターゲット行動」「ライバル行動」を明確にする