アウトプット日記

読んだ本、文献、作業療法に関する勉強会・研修会のまとめ。個人的な。

『「続ける」技術』

 

「続ける」技術

「続ける」技術

 

 平成26年2月14日 読了 13分

 

まとめ:

「不足行動を増やす」または「過剰行動を減らす」。

継続するためには二つの行動のコントロールが必要。 

意志や精神力ではなく、「人間の行動に着目する」ことが大切。

 

目次:

はじめに

第1章 あ〜あ、やっぱり続かない…

第2章 「続かない理由」はここにある

第3章 行動に着目すれば、物事は簡単に継続できる!

第4章 ステップで解説!続ける技術を身につけよう!

第5章 続けるためのちょっとしたコツ

第6章 行動科学で続けられた!

    〜第1章の登場人物たちは…〜

おわりに

 

キーワード:

やり方を知っていても…

何かを続けることができない理由は、じつは二つしかありません。

続かない理由1 やり方がわからない

続かない理由2 やり方はわかっているが、「継続の仕方」がわからない

p38

 

 

行動の二つのパターン

あなたが継続したいと思っている行動には、二つのパターンがあります。

第一に英会話学習や筋力トレーニングを継続させたい、というような「不足行動を増やす」というパターン。

第二に禁煙やダイエットで過食を防ぐ、などの「過剰行動を減らす」というパターン。

物事を続けるために増やしたいと考えている行動、あるいは減らしたいと考えている標的となる行動のことを「ターゲット行動」と言います。

課題を明確にし、有効な方法を選ぶこと。それが続けるコツです。

p46

 

不足行動を邪魔する行動?

不足行動を増やす場合は、誘惑によって邪魔されやすいものです。

私はこの誘惑を「ライバル行動」と呼んでいます。続けようとしている人の行動を、ライバル行動が妨害するのです。

p49

 

条件を整えてしまえ!

継続のための基本は、目的によってふたつ必要です。

1.ターゲット行動の発生をコントロールする。

2.ターゲット行動を邪魔するライバル行動の発生をコントロールする。

続ける技術とは、ズバリこの二つを軸とするスキルです。

p66

 

ターゲット行動の発生を増やす三つのポイント

1.行動のヘルプ(補助)を作る

2.動機づけ条件を作る

3.行動のハードルを低くする

p78

 

ターゲット行動の発生を減らす三つのポイント

1.行動のヘルプ(補助)を取り除く

2.動機づけ条件を作る

3.行動のハードルを高くする

p86

 

続けるコツ三つ

1.行動の補助(ヘルプ)を決定する

2.行動を動機づける条件を整える(確立操作)

3.行動のハードルの高さを調整する(反応努力)

p90

 

たったふたつの原則

ターゲット行動のコントロール。

ライバル行動のコントロール。

どんな人でも、どんな行動でも、100%続けることができます。特別な精神力は必要なく、忙しさも問題ではなくなります。「人間行動に着目する」、これだけです。

p92

 

アクションプラン:

「ターゲット行動」「ライバル行動」を明確にする