『パワポで極める5枚プレゼン』
パワポで極める5枚プレゼン PowerPoint 2007,2003,2002対応 (ビジネス極意シリーズ)
- 作者: 竹島愼一郎
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2008/06/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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平成26年4月18日 読了
まとめ:
5枚プレゼンのメリット
1.必要最小限で完結する
2.中心になるもの(コンセプト)が明確
3.見た瞬間、引き寄せられる企画書デザイン
目次:
はじめに
この本の構成
レクチャー編 「5枚プレゼン」講座
ケーススタディ編 「5枚プレゼン」33事例
作成ポイント編 PowerPoint 2002,2003の操作方法
キーワード:
企画は最初に「PAV」を考える
すぐれた企画の第一条件とは、依頼者の意図した通りのことが盛り込まれている、という点に尽きる。
つまり、「何を」「どうする」という立案以前に、企画依頼者が意図したことを理解し、「なぜそれを企画するのか?」を考えなければいけないということです。そのとき明確にすべきは、つぎの3点です。
1.P(Purpose:目的)・・・・その企画でなすべきこと
2.A(Aim:目標)・・・・その企画で実現したいこと
3.V(Value:バリュー=価値)・・・・企画することでなし得ること
p4
「2W1H法」とコンセプト発想
1.P(Purpose:目的)・・・・その企画でなすべきこと(Why)
2.A(Aim:目標)・・・・その企画で実現したいこと(How)
3.V(Value:バリュー=価値)・・・・企画することでなし得ること(What)
「PAV」を考えることは、「なぜ(Why)するか(Do)」「何が(What)可能になるか(Can)」「どのように(How)したいか(Want)」の3つの項目を考えることだと言い換えることができます。
なかでももっとも重要で、企画の初期段階で決めなければならないのがV(バリュー)です。
「この企画に必要なものは何か」というV(バリュー)がコンセプトになります。
p6
「SVCIPEモデル」で構想する
どのような企画書もSVCIPEモデルで成り立つ
「PAV理論」で企画立案の整理をし、「2W1H法」で練り上げたつぎに行うことは、企画のフレームワーク(骨子づくり)です。それが以下のもので、「SVCIPEモデル」といいます。
1.S(Scene:情況)+V(View:判断)→フェーズ1
2.C(Concept :コンセプト)
3.I(Idea:具体案) →フェーズ2
4.P(Plan:計画)/E(Evaluation:評価)→フェーズ2
中心に据えるのはコンセプトで、それをどう発想したかという根拠を前段に配置します。つまり「なぜそれを企画するのか」ということで、これはS(情況)をどうV(判断)したか、で成り立ちます。
S(情況)とV(判断)はほとんどの場合、1枚のなかで行われます。それでは「情況判断」とひと括りにすればいいようにも思えますが、両者の間には「仮説」(Supposition)の立証(Proof)による「事実」(Fact)の抽出、という大事な作業があるので弁別します。F(事実)の究明によるV(判断)が、企画書の「フェーズ1」です。
その企画をどのように成功させるか
「フェーズ2」は、中核概念であるコンセプトに沿ったI(具体案)の提示と、P(計画)あるいはE(評価)からなり、「どのようにそれを実現するのか」ということが課題となります。
補足すると、I(具体案)にはC(コンセプト)寄りのものと、P(計画)寄りのものとがあります。商品のアイデアがC(コンセプト)寄りなら、販促計画のアイデアはP(計画)寄りということになります。
P(計画)はスケジュール、スタッフ、予算の3つが主になります。E(評価)は項目タイトルとしては「企画目標」や「今後の展開」ですが、その名の通り、V(バリュー)をどう位置づけるかということを指します。P(計画)とE(評価)はどちらかを採用する場合もあれな、P(計画)+E(評価)と2つを順番に並べる形も考えられます。
アクションプラン:
最初に「PAV」で考える