『職場は「話し方」で9割変わる』
職場は「話し方」で9割変わる (リュウ・ブックス アステ新書)
- 作者: 福田健
- 出版社/メーカー: 経済界
- 発売日: 2010/03/25
- メディア: 新書
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平成26年11月5日 読了 45分
まとめ:
「話し方」は「聴き方」。
会話は相手がいて成立するものである。相手に関心を持つことで相手を知ることができ、親しみが生まれる。せっかく挨拶したのに返事がないこともあるだろう。せっかく話しかけたのに素っ気ない返事をされることもあるだろう。そんな反応には何かの理由があるかもしれない。ただ他のことに集中していただけかもしれない。そう考えれば、また自分から話しかけようと思える。きっかけの一言は自分から。もし言いたいことが通じなくても諦めず、相手が分かるように工夫しよう。伝わったかどうかを確認するためには聞き役に回ること。相手の反応を確かめながら。聞き役に回り、人の意見を聞き入れながら頼み上手になれば人の力を生かすことができる。自分が悪いことをしたと思ったら素直に謝ること。謝ることから始まるコミュニケーションもある。
職場は人を成長させてくれる場所。人と人のつながりで組織ができている。人と人をつなぐものは会話。一人一人がお互いに相手のことを思いやり、相手の話を聴こうとすれば組織全体がきっとうまくいく。一人一人が職場になくてはならない存在だから。
キーワード:
・会話の中身は自分より相手のこと p36
1.相手に関心を持つことで、お互いの結びつきが強まる
2.会話を通じて、相手を知ることができ、親しみが生まれる
3.忙しくても、相手に協力しようという気持ちになれる
・話し方の基本心得 p80
1.きっかけの一言は自分から
2.通じなくても、すぐにあきらめない
3.聞き役に回る
4.反応を確かめながら話す
5.意見を述べるときには言い方がある
6.頼み上手になって、人の力を生かす
7.失敗したら、先手で素直に詫びる
「自己像」を変えれば、職場は変わる p174
・自分にその気があるか
仕事を通じていろいろな人と接し、困難な状況に出くわし、それらの経験を通して、自分を伸ばしていくのが職場である。職場は自分を磨く場と言ってもよいだろう。仕事を通じて、先輩・上司のものの見方を知り、仕事は人間関係によって支えられていることを実感し、人間としての自分を成長させていくところである。
ただし、そのためには、相手に依存するのでなく、自分がその気になって、自ら学ぶ姿勢がなくてはならない。よく言われることだが、「自分を伸ばすのは、自分しかいない」のである。
上司の役割は、部下にそのことを気づかせ、その機会を提供するところにある。
上司にせよ部下にせよ、組織の一員としての存在は代わりのきく存在である。人によって程度の差はあれ、誰もが気づいていることである。そのことを承知しつつ、次の二点を忘れないことだ。
・自分はなくてはならない存在であるとの自負を持つ
・部下に「お前は職場に必要な存在だ」と自覚させる
目次:
第1章 職場は「話し方」で9割変わる
―上司・部下・同僚・異性間の人間関係にスグに効く(昔の職場といまの職場、どこが違うか フェイス・トゥ・フェイスの挨拶が大事! ほか)
第2章 出社が楽しい!!業績もグングン上がる「話し方」
―明るい“ゴキゲン笑顔”な職場に変わるルール(話しやすい雰囲気はこうしてつくる
職場での共有情報を増やそう! ほか)
第3章 お金を稼ぐ「話し方」「聞き方」
―初対面でも“いい人間関係”をつくれる「超会話力」(何気ない言葉のやりとりで気持ちは変わる モチベーションが高まる“肯定的な”話し方 ほか)
第4章 「理想の職場」に変わる具体例
―職場で磨かれ、成長し、成功するコミュニケーション法(「自己像」を変えれば、職場は変わる 自分が成長すれば、職場は変わる ほか)
第5章 「口ぐせ」ひとつで「感謝されるあなた」に変わる
―NGフレーズに学ぶ“職場のお悩み”解消法(「近いうちに連絡します」―通じる相手となら味のある言葉だが 「行けたら行くよ」―可能性を期待させる曖昧な表現 ほか)
アクションプラン:
きっかけの一言は自分から