『図解仕事人』
平成26年11月9日 読了
まとめ:
ビジネスに必要なのはコミュニケーション。
経験や知識を生かすためには、ビジネスコミュニケーション能力が必要になる。ビジネスコミュニケーション能力は「理解力」「企画力」「伝達力」から成り立つ。
理解力とは、上司の指示を仰いだり、回ってきた文書を読む際にポイントを理解したりする力。企画力とは、自分の頭で新しい考えやアイデアを生み出す力。伝達力とは、考えやアイデアを他人に間違いなく伝える力。
ビジネスコミュニケーションを円滑に行うために図解コミュニケーションを活用する。図はごまかしが利かない。情報の整理がすっきりし、全体をひと目で分かる。表現は文章より回りくどくないため説得を匂わせない。情報量は多いが、読み手が興味のある部分から取り組めるので参加意識を高めることができる。
図はビジネスコミュニケーションにおける理解、企画、伝達を促進してくれる。
キーワード:
ビジネスコミュニケーション能力を鍛えよう p76
大切なのはフローとしての知識よりも、ストックとしてのビジネスコミュニケーション能力です。
この能力は三つの力で構成されています。
理解力ー「人の言うことが理解できる」「本を読んで知識を身につけることができる」力
企画力ー「自分で考えることができる」力
伝達力ー「自分の考えを上手に人に伝えることができる」力
図解コミュニケーションの効用 p86
・ごまかしが利かない
・情報の整理がすっきりする
・全体がひと目で分かる
・説得を匂わせない
・参加意識を高める
・情報量が多い
時間資源活用の能力(スケジューリング)を磨く p165
はるかに能力が及ばない同僚に伍して仕事をするにはどうすればよいか?それには、時間を味方につけることで乗り切っていきましょう。
手強い相手とやりあう際、相手と同じペースで仕事をしていたのでは全く勝ち目がありません。互角の勝負をする、あるいは勝ちを収めることを目指すなら、時間を戦略的に味方につけることが必要です。
考えることに相手より多くの時間を費やすことが、この場合のポイントです。そのためには相手より早く課題に手をつけて、考える回数や時間を増やすことを心がけましょう。それによって、多くのアイデアや厚みを持った成案が手に入る確率が高くなります。そういう心構えや技術を、意識的に磨くことが大切です。
まず、自分の仕事、同僚や上司の予定、会社全体の動き、こういったものが一目で全部分かるスケジュール表をつくってみましょう。
目次:
第1章 凡才、仕事師になる
(暗中模索期 充実期 凡才、大学教授になる)
第2章 図解仕事人への道
(さらば文章至上主義 図解コミュニケーション 理解力を高める図解 企画力を高める図解 伝達力を高める図解)
第3章 時間仕事人になる!
(セルフマネジメントはタイムマネジメントに尽きる 朝が早い人は情報力に優れている 通勤時間は黄金の時間 ほか)
アクションプラン:
自分の仕事を図で理解する