『90分でわかる!日本で一番やさしい「データ分析」超入門』
Excel対応 90分でわかる! 日本で一番やさしい「データ分析」超入門
- 作者: 内田学,兼子良久
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2013/09/20
- メディア: 単行本
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平成26年11月9日 読了
まとめ:
入院中の患者さんの総合満足度に一番影響するものは何だろう。
医師、看護師、リハビリ、薬剤師、受付など職種はさまざま。それぞれの職種で知識、技術、コミュニケーションなど要因もさまざま。施設の設備やどんな患者さんと同室になったかなどの環境要因もあるかもしれない。
クライエントが満足できる作業療法を提供できたか。作業療法、または作業療法士に対する総合満足度に一番影響するものは何だろう。
ただ、退院時に満足いく結果が得られても、退院後に実際の生活で活かされているかまでは知らないことが多い。退院後の追跡調査もやっぱり必要。
キーワード:
顧客満足度調査から今後の対策を立案できる ー回帰分析 p32
・各項目の相関係数に着目
・関連性の強いものを優先し、逆に関連性の弱いものを後回しにする
・顧客満足度アンケート
各項目の満足度だけでなく、総合評価と各項目の満足度との関連性を調べる
関連性が強ければ「重視されている項目」、関連性が弱ければ「重視されていない項目」と判断
その上で、各項目の「満足度」に注目して優先順位を付ける
・各項目の「相関係数」「満足度」の値が、平均値を上回っているのか下回っているのかに注目する
・4つの戦略に分類し評価
1.早急改善エリア
2.重点維持エリア
3.改善エリア
4.現状維持エリア
・「相関係数」「満足度」の値の大きさではなく、それぞれが平均値より上か下かを基準に結果を解釈する
売上目標を達成するための最適な広告費・販促費を決定できる ー重回帰分析 p70
・「従属変数」を「予測したいデータ」、「独立変数」を「予測に使うデータ」と表現
・「重回帰分析」を実際のビジネスで活用する際の注意点
1.予測したいデータと予測に使うデータとの間に関連性がなければならない
2.予測に使うデータ間の相関が強すぎてはいけない
・「補正R2」 0.4以上あれあ精度に問題ないと解釈
・「相関係数」の値が0.7以上のときには「マルチコ現象」が発生する可能性を考えたほうがよい
最適な宣伝方法の組み合わせを決定できる ー数量化理論Ⅰ類 p90
・「予測したいデータ」が「量的データ」で、「予測に使うデータ」が「質的データ」である場合には、「数量化理論Ⅰ類」という手法を使う
・「質的データ」を擬似的な「量的データ」に変換する
・「1」「0」で表された「質的データ」を「ダミー変数」と呼ぶ
・「質的データ」であっても「ダミー変数」に変換することで「回帰分析」が可能
・余分な1列を削除して回帰分析
目次:
第1章 値下げの効果を検証できる
――相関係数
第2章 顧客満足度調査から今後の戦略を立案できる
――相関係数の応用
第3章 店舗面積から売上見込みを決定できる
――回帰分析
第4章 売上目標を達成するために必要な広告費・販促費を決定できる
――重回帰分析
第5章 最適な宣伝方法の組み合わせを決定できる
――数量化理論1類
第6章 ダイレクトメールの反応を高める施策がわかる
――数量化理論1類の応用
第7章 アンケート調査で新商品のヒントがわかる
――コンジョイント分析