『マッキンゼー流入社1年目ロジカルシンキングの教科書』
平成28年4月29日 読了
まとめ:
・「本物の論理思考」とは、「クリティカルに考え(深い洞察による自分の考えを持ち)、ロジカルに展開する(わかりやすく伝える)」こと
・目的はなにかを常に意識し、思考パターンの枠にとらわれず、問い続ける
・「So What?(だからなに?)Why So?(それはなぜ?)」を繰り返す
キーワード:
マッキンゼー流の「本物の論理思考」とは「クリティカルに考え(深い洞察による自分の考えを持ち)、ロジカルに展開する(わかりやすく伝える)」こと p27
思考作業の3つのステップ
Step1 前提を自分でちゃんと確認する(それは本当?)
Step2 深く根拠を調べて伝える(〜だからそうだよ)
Step3 自分だけの深い意見を持つ(それ、いいね)
大事なことは、どれだけデータやノウハウを持っているかではなく「今、目の前で起こっていることの真の問題はなにか」をクリエイティブかる論理的に見つけ出すことです。
・今、目の前で起こっていることを俯瞰してみる
・そもそも、その状況の中でなにが問題かを特定する
・特定した問題が「本当に問題かどうか」根拠を確認する
・問題を解決するプランを立てる
・実際に問題解決のための行動を起こす
この一連の流れをスムーズに実行するために欠かせないエンジンが「論理思考」になるわけです。 p45
クリティカルな思考の3つの基本姿勢 p74
①目的はなにかを常に意識する
②思考パターンの枠を意識する
③問い続ける(So What? Why So?)
クリティカルな思考を鍛える7つの習慣 p84
【習慣 その1】身近な人に会えて「具体的に」話す
【習慣 その2】「乗っかる」のをやめる
【習慣 その3】ニュースの見出しから「別のこと」を考える
【習慣 その4】衝動買いの前に考える
【習慣 その5】事実と意見を区別する
【習慣 その6】ソクラテスになってみる
【習慣 その7】言葉の曖昧さに甘えない
ロジカルにわかりやすく展開するときの3つのポイント p104
①論理にモレがないか(広がり)
伝えたいメッセージの根拠となる「事実や情報」が、モレやダブりがなくきちんとそろっているかどうか、自分に都合のいい「事実や情報」ばかりをそろえていないか、確認することが大切です。つまり、メッセージの根拠となる論理に広がりがあるかどうかを確認するということです。
②論理が深堀りされているか(深み)
【課題となるテーマ】⇄【結論となるキーメッセージ】⇄【根拠となる事実や情報】が、それぞれ「So What?(だからなに?)Why So?(それはなぜ?)」の問いかけによって一段深く洞察されているか。
③論理に筋が通っているか(飛躍)
一見、論理的に成り立っていて、深い洞察がされていても、「そもそも、どうなのか」という点で論理全体を見渡してみることも大切。「So What?(だからなに?)Why So?(それはなぜ?)」を繰り返して、論理の飛躍がないかどうかを確認する。
目次:
第1講義 論理思考は難しくない! ロジシンの基礎講義
第2講義 クリティカルに考える 考えを深くするコツ
第3講義 ロジカルに展開する わかりやすく伝える方法
第4講義 クリティカルに発想する それ、いいね!
第5講義 クリシン+ロジシンで独創的な飛躍をする
アクションプラン:
「So What?(だからなに?)Why So?(それはなぜ?)」を繰り返す