脳を創る読書
- 作者: 酒井邦嘉
- 出版社/メーカー: 実業之日本社
- 発売日: 2011/12/17
- メディア: 単行本
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平成24年12月30日 読了
キーワードまとめ:
脳の想像力を十分に生かすためには、できるだけ少ない入力と豊富な出力を心がけるとよい p39
「人間の言語は単に単語が直列的に並んだものではなく、互いに結びついて文法的な木構造を作る」ということ p45
単純性、対称性、意外性 p65
直線は人間固有の能力の反映であり、人工物の象徴 p86
円を描くこと自体が高い知能を要する行為であり、人間に秘められた能力の現れ p89
脳は予想して先読みする p92
「サリーとアンのテスト」と「猫の写真を撮る男のテスト」
物と人のモデルの違い p102
文字は自然発生的に生まれたものではなく、あくまで人工的に開発された記号(シンボル)だから、文化的な影響を強く受けやすい。 p106
言語能力を決める要因として読書量は当然関係してくる。読書は、足りない情報を想像力で補って、曖昧なところを解決しながら自分のものにしていく過程だから、常に言語能力が鍛えられることは間違いない。 p122
言語能力の性差
女性は「共感的な」傾向が強く、男性は「分析的な」傾向が強い。 p130
手書きでノートをとることも、考える能力そのものを鍛えるための作業。 p158
「電子化で脳が進化する」ことなどありえない。 p162
読書には「多読」と「精読」の両方が有効。 p164
紙の本と電子書籍をうまく使い分けることが必要。 p170
電子教科書を使うようになったら、考えるための時間、そして表現力を伸ばす時間をむしろ多くとらなくてはならない。 p180
「書く」行為を「手間」、「無駄」と考えるか否かが、知識を自分のものにできるかどうかの分かれ道。
書くことで、意識的に自分で考える時間や必要性が生まれる。 p185
アクションプラン:
意識して手書きを有効に活用する