『「時間」の作法』
- 作者: 林 望
- 出版社/メーカー: 角川マーケティング(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/03/10
- メディア: 新書
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平成25年3月23日 読了 50分
まとめ:
「無駄な時間を省く」ということは、「有用な時間を生産する」ということ。
楽をして能率よくやろうというよりも、いかにして自分の能力をフル回転させて活用するか、それを考えるのが、最大の能率の上げ方。
「人はだれでも、思っている以上のことができる」。
目次:
はじめに
第一章 「忘れる」ことに備える <A4万能メモ>と<壁ファイル術>
第二章 いかに迷わず「書く」か <メールは距離感>と<手紙は横書き>
第三章 誤った「読み方」をしない <書縁>と<読書術>
第四章 無駄なく「話す」こと スムーズな<会話>と<スピーチ>
第五章 「英会話」と最短で覚える <海外に出よ>そして<質問せよ>
第六章 何事にも「凝らない」こと <美しくなくてもいい>という精神
第七章 「一日」の中で時間節約を重ねる <時間の見える化>と<家事の短縮>
第八章 「人生」という枠で時間を見る <遠回りが近道>と<急がば回るな>
第九章 身も心も「丈夫」であること <超・風邪予防術>と<菜食主義>
おわりに
キーワード:
無意識の中でも考えているようになること。ここにアイデアを生み出すヒントがある p18
「キーワードは三脚と同じ」 p27
ものを書くというのは、一種のプレゼンテーション。つまり、伝えるべき相手があってのもの p39
相手に伝えるためには、「具体的に書く」こと。これが一番の早道。読む側の気持ちになれば、書くべき内容は見えてくる p54
読み手には「読まない権利」も「途中で読むのを止める権利」もある p67
自分が信じるものを見つけて読み進めるとき、そこには必ず学び取れるものがある。そこに時間を費やす分には、けっして無駄がない p72
聴衆に向けて話すときでも、一対一の会話でも大切にしている点は同じ。人にものごとを伝えたいときには、やはり相手をよく見て話すこと p78
楽をして能率よくやろうというよりも、いかにして自分の能力をフル回転させて活用するか、それを考えるのが、最大の能率の上げ方 p119
時間というのは常に、何かの生産的な意味を持ったものとして、有意義に使っていきたい。それがいちばん大事なこと p127
「人はだれでも、思っている以上のことができる」 p159
自分の手に余りそうな大きな仕事をやってみろというチャンスをもらったら、最初から「できません」と言って断るのではなく、まずは一生懸命に努力してみること
「できることはできる、できないことはできない」 p160
「最大限の努力はした。だけどそれはできません」という、その境界線が自分でわかっていなければならない
自分のポテンシャルを生かし切ることが大事
アクションプラン:
自分の能力を知ろうとする意識をもって、課題に挑戦する
病気やけがで入院している期間。
一日の中のリハビリの時間。
勉強会に参加する時間。
時間を区切る枠はさまざま。
そこに意味をもたせることができるかどうかは、自分次第。
「死は前よりしも来たらず、かねて後ろに迫れり」(p186)
『徒然草』の一節。
「人生にはどんなことでも起こる」。