『すべての仕事は「逆」から考えるとうまくいく』
- 作者: ロブ・ヴァン・ハーストレッチト,マーティン・シープバウアー,細谷功
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2012/04/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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平成25年9月18日 読了 38分
まとめ:
1.逆から考える
問題解決とは、問題について考えることではなく、目標と解決策について考えることである。
2.「合理的な疑い」を超える
意識改革は論理、事実、そして仮説を磨き上げるところから生まれる
3.意思決定そのものに意味はなく、施策実行がすべて
意思決定だけでは人は動かない。行動を促す施策のみが人を動かすことができる。
目次:
はじめに
Chapter1 目標を設定する―問題を目標に変える
Chapter2 分析のためのフレームワークを構築する―問題を逆から考える
Chapter3 分析を実行する―「合理的な疑い」を超える
Chapter4 解決策を策定する―決断だけでは意味がない。施策実行に意味がある
Chapter5 利害関係者と連携する―「ボートをどう揺らすか」
おわりに
キーワード:
問題と永遠に取り組み続けることよりも、目標を達成することのほうが人のモチベーションをはるかに上げる p25
分析段階は、原因を究明することではなく、むしろ状況を前進させるためのてことして捉えるべきだ。 p28
問題解決では、「何をどうしたいか」がはっきりしていなけらば、結論を導き出すのは至難の業である。逆にいえば、それがはっきりしていればいるほど、チームは効率的に働くことができる。
重要なのは、チーム全体が具体的で測定可能な目標に合意し、きちんとシェアすることだ。 p35
大きな理想を掲げておきながら、具体的な行動プランを示さないマネジャーは無視したほうがいい。 p42
いい結果というものは、意思決定者が目標や求める結果の方向性をシェアして、プロジェクトアプローチにも合意をして、はじめてもたらされるものだ。 p46
いい分析とは、目的に至るための有効な解決策を見つけるのに役立つような質問への、事実に基づいた答えのことである。 p56
ほとんどの場合、既存のデータだけではビジネスの問題を理解することはできない。よって、まずは一次資料を手に取り、直接データを拾ってみることだ。 p116
解決策というものは、問題に照準を合わせたら爆撃機のように攻撃し、目標が達成されるまで手を緩めることのない、より積極的な施策なのである。 p138
ベストな解決策というものは、発案者が誰だったのかは関係なく、誰もが「自分が関わった」と実感できるものである。 p148
「問題解決はアートである」。
実行能力について考える上で、この言葉はとても意味がある。答えを教えてくれる道具などそこには存在しない。重要なのは判断力なのである。 p161
アクションプラン:
逆から考えて、分析し、実行する