『「この人なら!」と部下がついてくる話し方の極意』
平成26年1月12日 読了 42分
まとめ:
コミュニケーション10則
1.自分から気軽に話しかける
2.打てば響くように応ずる
3.可能な限り白紙で人とコミュニケーションする
4.感情的になったら一呼吸おく
5.肯定的なメッセージを心がける
6.豊かな表情でコミュニケーションする
7.異質な人とのコミュニケーションをすすんで行う
8.確認を怠らない
9.ねばり強くコミュニケーションする
10.自分の持ち味を生かす
目次:
はじめに
第1章 コミュニケーションの原則を身につける
第2章 部下がついてくるリーダーとは
第3章 部下のホンネを聞き出す技術
第4章 叱り方・ほめ方の極意
第5章 コミュニケーション活性化のための10の処方箋
キーワード:
「相手を考えて話す」ための三つのポイント p17
1.事前に、相手に関心を持ち、一人ひとりの現状を把握しておく
2.話す直前の空気、相手の様子に気を配る習慣をつける
3.あいさつに対する反応から、部下の気持ちをつかむ
部下が「ついてくる」、「ついてこない」の分かれ道
業績を上げるために、目先の成果にこだわるあまり、部下を酷使して能力、意欲をつぶしてしまうのでは、部下が育たなくなる。上司は、「当面の利益」と「先の見通し」の両面を考えながら、自らの責任を果たさなくてはならない。 p78
本気で「聞く」に力を注ごう
「聞く」は、受け身でも、地味でもない。
「聞く」とは、働きかけることであり、積極的な活動である。
話し手が聞く者の態度にいかに大きく影響されるか、聞き手は、気づくべきである。 p96
インターネット時代の情報収集法
人から情報を求める方法に関連して、二つ述べておきたい点がある。
一つは、変化のスピードが早い今の時代。部下のほうが、仕事の情報、専門的知識に詳しい場合も珍しくない。
上司は、すべてにわたって、部下よりもすぐれているわけではなく、またその必要もない。部下が詳しい情報を持っているのであれば、「聞く」ことであり、部下に教わることである。
二つは、若い部下に、「人に会って話を聞くこと」のメリットを教えること。
若い世代は、情報を得ようとするとなにかとネットで調べて、それで済ませようとの傾向がある。確かに、ネットによる情報収集は便利であり、手っ取り早い。
もちろんだが、それ以外の情報収集の方法もある。とくに、人に直接会って話を聞くことによって得られる情報は、新しく、刺激的でもある。身近な先輩・上司に聞けば、ネットで得られない貴重な情報がもらえると、教えることだ。加えて、人とのコミュニケーションをとる方法を学ぶこともできるのである。 p102
アクションプラン:
「聞く」ことで積極的に働きかける