認知行動療法講義メモ「第3回講義」
平成26年10月16日
早稲田大学の熊野宏昭先生の講義のメモです。
「認知行動療法講義」の全12回分をUstreamで聴講することができます。
「第3回講義 レスポンデント学習と行動療法」
Ustream.tv: ユーザー hikumano1: 第3回講義, 法政大学「認知行動療法の基礎と展開」 第3回 レスポンデント学習と行動療法 . その他...
11月1日以降に削除されるようです。
講義資料もウェブサイトにアップされています。
http://hikumano.umin.ac.jp/cbt_kougi.html
講義資料は公開を続けるそうです。
以下、メモです。
第3回
レスポンデント条件付け
刺激強化子随伴性
エクスポージャー法による情動反応の消去
準備性が高い物に関してはレスポンデント条件付けが成立しやすい
味覚嫌悪学習
般化
レスポンデント条件付けの行動療法への応用
アルバート坊やの実験
恐怖反応
1924年 ジョーンズ
行動療法の始まり
レスポンデント条件付けの消去
条件刺激だけを提示することを繰り返すと消去が起こるが学習そのものは残っている
消去学習が上書きされる
腹内側前頭前野
一旦消去されたように見えても時間をおくと自発的に回復する
行動療法 不安反応、恐怖反応を消去していく
複合刺激によるレスポンデント条件付け
複合条件付け
隠蔽
阻止
感性予備条件付け
高次条件付け
回避行動はオペラント学習
回避してしまうと消去する機会を失ってしまう
系統的脱感作
不安階層表 点数付け
点数が低いものから介入対象にする
自律訓練法を行ってリラクセーションした後、その場で不安場面を思い浮かべる
不安反応が起きないことを経験する
逆制止
不安と相容れない心身の状態で特定の刺激によって不安反応が起きないようにする
食事をしながら商談をするなど
拮抗条件付け
リラクセーション
ストレスと対極の状態
単にストレスがない状態以上のもの
リラクセーションもたまる
リラクセーション中は酸素消費量が低下
意図的に作り出すことが必要
耳ウォーミング さいとういわお先生
耳の中にコットンを入れる
耳を温めるとリラクセーション効果がある
自己統制法
リラクセーションした後は背伸びをして目を覚ます
二酸化炭素に過敏
睡眠中は酸素消費量が低下
睡眠中に起こりやすい
機能分析
オペラント条件付けに基づいた機能分析
不安が強くなればパニック発作が起きやすくなる
持続すれば状況依存しやすくなる
広場恐怖
広場 中世ヨーロッパのマーケットがある広場
家から離れた場所にある
知っている人は誰もいない
発作が起きたら誰も助けてくれないような状況
現実場面でのエクスポージャー