アウトプット日記

読んだ本、文献、作業療法に関する勉強会・研修会のまとめ。個人的な。

はじめての英語論文 引ける・使える パターン表現&文例集

はじめての英語論文  引ける・使える パターン表現&文例集

はじめての英語論文 引ける・使える パターン表現&文例集

平成25年2月27日 読了 45分

 

まとめ:

 英語論文に頻繁に用いられる表現を30の基礎表現に凝縮

 英語論文作成に関するルールや適切な単語を見つけるための辞書の使い方を紹介

 

目次:

第1部 英語論文の必須事項

 Ⅰ 英語論文が求められる背景

 Ⅱ 英語論文の一般的な構成を学ぼう

 Ⅲ 英語論文の書式設定

 Ⅳ パンクチュエーションマークの用法を知ろう

 Ⅴ 先行研究の取り入れ方① 参考文献を引用する

 Ⅵ 先行研究の取り入れ方② 参考文献表記のルールを学ぼう

 Ⅶ 参考文献リストの作り方

第2部 論文英語の基本フレーズ30と言い換えバリエーション650

第3部 論文英語のブラッシュアップ 決め手の5箇条

 Ⅰ 論文英語は、いくつかの工夫で見違える

 Ⅱ ブラッシュアップの第1条 be動詞に依存しない

 Ⅲ ブラッシュアップの第2条 無生物主語を使おう

 Ⅳ ブラッシュアップの第3条 分詞構文を上手に使おう

 Ⅴ ブラッシュアップの第4条 受動態を用いよう

 Ⅵ ブラッシュアップの第5条 辞書を正しく使いこなそう

 Ⅶ より良い論文をまとめるために(結びに代えて)

 

キーワード:

コロンとセミコロン(:、;) p43

 ①コロン(:)は例示や補足や引用の際に用いる

 ②セミコロン(;)は節をつなぐ際に用いる

 

コーテーションマーク(シングル・ダブル) p43

 ダブルコーテーションマーク(” ”)が優先的に使われる。引用した部分や、作品などの表題や、ひときわ目立たせたい定義などの前後を囲む。

 シングルコーテーションマーク(’ ’)は、ダブルコーテーションマークで囲まれた中をさらに囲みたいときに用いる。

 シングルコーテーションマークが単独で使用されることは原則としてない。

 

参考文献 2つの引用方法 Paraphrasing と Quoting p47

 ①先行研究の内容を言い換えて論文中に引用する方法(Paraphrasing)

 ②先行研究の文言をそのままに論文中に引用する方法(Quoting)

 

参考文献表記のルール p49

 MLA(Modern Language Association)

 APA(American Psychological Association)

 

アクション型の文を作るポイントは、通常では行為者にはなり得ない抽象的な概念を主語として用いること p191

 

和英辞典の正しい使い方 p201

 ①英語でどう言っていいのかわからない単語がある

 ②和英辞典でいくつかの候補を決める

 ③英和辞典で各々の意味を吟味してから単語を選択する

 

単語の選択は、必ず文脈を見てから p204

候補に挙がっている単語の意味・ニュアンスを英和・英英辞典で調べて、文脈に合うことを確認してから用いる

 

連語辞典で「しっくりくる」表現を見つける p207

 

アクションプラン:

 単語を選択するときは、文脈に合うか確認する

 

 


 

 何かを学ぶときは、まず全体をざっと把握する。

 

 次に、構成要素に分解し、細分化する。

 

 構成要素が分かれば、共通点が見えてくる。

 

 まずは共通点を着実に理解し、身につける。

 

 基礎が身についたら、応用していく。

 

 

 何かの知識や技術を習得するのに、「これだけ覚えれば完璧」「必須パターン○○選」なんてものは、世間にたくさんあふれている。

 

 もちろん、それぞれのプロが経験から導き出したものが凝縮されていて、しっかりと身に着けば、活用できるだろう。

 

 しかし、本などはまとまりすぎていて手元にあるだけで満足してしまうことも少なくない。

 

 研修会も同じ。研修会に参加した日だけ満足してだんだんと気持ちが薄れていく。

 

 必要なことは継続する努力と身につけた知識や技術を自分なりに発展させようとする工夫。

 

 作業療法にも、「これだけ覚えれば患者さんを治せる!」なんて、本や研修会があったら怖い(あったような気がする)。

 

 当たり前のことだけど、基礎があっての応用。

 

 応用的なアプローチ方法をいろいろと学ぶことも引き出しを増やす意味では大切だけど、作業療法士にとっての基礎は患者さんの声に耳を傾けること。

 

 患者さんが何を求めているかをしっかりと聴くことができることだと思う。

 

 まずは患者さんと向き合うところから。