『あなたを変えるたった1つの小さなコツ』
平成26年12月31日 読了
まとめ:
あなたが変わるための小さなコツ。それは、たった一つです。
それは、あなたという人間がまっすぐに成長する、正しい順番を知ることです。
その順番とは、希望を見つける、現実を知る、自分を知る、理想を知る、行動する、見直す。(はじめにから引用)
キーワード:
僕が最初の一歩を踏み出すために歩んできた流れ p52
道に迷わず自分を成長させるために大切なこと。それは、「学ぶ順番を間違えないこと」です。
その正しい順番は、
現実を知る、自分を知る、理想を知る、行動する、見直す。
そして僕自身はこのステップの前に大事なことがもう一つあると思っています。それは、「希望を見つける」ということです。成長のために一歩を踏み出すことすらできないような暗闇の中にいると感じている人に大切なことです。
続きを読む『効果10倍の<教える技術>』
効果10倍の<教える>技術 授業から企業研修まで (PHP新書)
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平成26年12月13日 読了
まとめ:
学びは知識や情報の学習者による「消費」ではなく、学習者によって知識や意味が「生産」されること
実践することが大切
キーワード:
講義を聞くだけでは10%しか身につかない p26
約二千五百年前にあの有名な老子は「聞いたことは、忘れる。見たことは、覚える。やったことはわかる」と言ったそうです。
この老子が言ったことを数字で表したアメリカの研究者がいました。それは次の通りです。(数字は、記憶に残る割合を表しています)。
聞いたことは、 10%
見たことは、 15%
聞いて見たときは、 20%
話し合ったときは、 40%
体験したときは、 80%
ここまでは、老子が言ったこととだいたい合っています。それでは、「見つけたこと(発見したこと)は、できる」のレベルは、どのような体験に相当するか想像がつきますか?
教えたときは、 90%
です。
続きを読む作業療法士だから作業?
昨日と今日、認知作業療法研修会に参加しました。研修会で聞いたこと、考えたことをまとめてみました。
医療が発展してきたことで、健康寿命と実際の寿命の間には10年から15年の開きが生まれました。
高齢社会となり、何らかの病気や障害を抱えながらも残された人生を生きていかなければならない時代となりました。
その10年から15年をいつか治ると治療に依存して過ごすか、残された人生を好きなことをして過ごしたり、家族と楽しく過ごすか、どちらがいいかは明らかだと思います。
本人がそのことに気づき、残された人生を前向きに考えられるように支援するのは誰でしょうか。
そこにこそ作業療法の専門性を活かすことができると思います。
その手段としてCBT、認知行動療法を応用したカウンセリング技術を有効に使うことができます。
患者さんが自分に気づくための質問、ソクラテスメソッドを使うことで、患者さん自身が自分の状態に気づき、自分で自分のことを管理して最適な方法を選択していくことができます。
そして、もう一つ。作業療法士には作業があります。どんな作業を選択するか、なぜその作業を選択したのか、作業を行うことで見えてくる思考や行動があると思います。あらゆる環境の中で人と人がつながるとき、そこには必ず作業があり、作業療法士が必要となるはずです。
身体障害領域であれ、精神障害領域であれ、どんな障害であれ、どんな人であっても、主体的に考えて行動できる患者になる手助けをすること。それが作業療法士の役割ではないでしょうか。そこにはもう「患者」はいません。そこにいるのは一人の人間です。
地域や生活期で治療に依存しないようにするには、急性期や病院での作業療法士の役割は大きいです。
まずは患者さん自身が自分の病気や障害についてどう思っているのかを聴くことから始めてみましょう。
言葉の力は大きいです。でも、言葉が話せなくてもコミュニケーションはできます。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
『ビジネスは論理力』
平成26年11月24日 読了
まとめ:
ビジネスでは「論理性」が求められる。
ビジネスには必ずコミュニケーションをする相手が存在する。「論理性」には、相手にわかりやすく、誤解のないように伝えることが求められる。そして、限られた時間の中で、相手に納得してもらい賛同してもらうことが必要である。
論理的思考の基本は「前提→推論→結論」の流れが一貫していること。この道筋がしっかりしていることが必要である。
論理的に情報を入力し、論理的に解釈した後に、論理的に伝える。相手が理解できるアウトプットをするためには、情報の入力段階で的確に情報を捉えながら理解することが必要である。コミュニケーションの目的を明確にし、話の道筋を追いかけながらポイントを把握する。会話の中で事実と意見をしっかりと分けて情報を整理していく。情報の整理には、「構造化」や「フレームワーク」を用いるとシンプルに理解することができ、記憶にも残りやすい。
キーワード:
ビジネスで求められる「論理性」とは p14
①わかりやすく伝える
②誤解のないように伝える
③限られた時間内におさめる
④相手にとって納得性がある
⑤聞いている人が賛同できる
続きを読む痛み行動の報酬は何か
第5回医療者向け慢性の痛みワークショップ
11月24日に NPO法人いたみラボ主催の研修会「第5回医療者向け慢性の痛みワークショップ」に参加しました。参加者定員45名で9グループに分かれて講義を受けたり、ディスカッションしたりしました。参加者は医師、看護師、心理士、PT、OTなどで各グループに均等に配置されていました。他職種でディスカッションできる場はなかなかないので貴重でした。最初に理解度をチェックするための簡単なテストがあって驚きました。
慢性疼痛治療は痛みだけを診るのではなく、患者の訴えに耳を傾けてADLやQOLを考慮した具体的な行動を治療目標にすることが大切だということをポイントとして受け取りました。痛みはブラックボックスで本人にしか分からないものです。生物心理社会的な面から包括的に痛みを捉えて、患者さんの能動性を引き出すことの重要性を再認識できました。
セラピストに触ってもらうことが報酬となって痛み行動を助長してしまうのはとても恐ろしいことです。セラピストの徒手的な介入が痛み行動を強化し、さらに過剰な徒手的介入を行うことによって痛み行動が慢性化していく悪循環に陥ってしまうこともあります。もちろん急性期には徒手的な介入が必要です。しかし、いずれは退院して自分で生活していかなければいけません。患者さんが自分自身で自分の身体や心を管理できるように意識付けをすることの必要性は忘れてはいけないと思います。そのためにセラピストが認知行動療法の要素を手段として用いるのは有効ではないかと思います。
最後にも最初と同じ設問のテストがありました。目的志向と振り返り。これも認知行動療法の要素です。参加者にとても配慮の行き届いた研修会でした。お弁当付きで2,000円は格安です。運営の方やファシリテーターの方はボランティアだそうです。このような他職種で参加できる研修会が増えるといいですね。
ありがとうございました。
NPO法人 いたみ医学研究情報センター
http://www.pain-medres.info
『脱力系!前向き思考法』
平成26年11月22日 読了
まとめ:
考えは気分に左右されやすい。
同じ状況のことが起こったとしても、そのときの気分によって受け取り方が変わってきます。また、仕事で疲れていた、徹夜して寝不足だった、お腹が空いていたなど、身体も気分に影響します。気分は周囲からの影響を受けやすくてとても不安定です。
気分に左右されないようにするには、考えと気分を分けて整理することが必要になります。現実を客観的に見つめ、感情を入れずにそのままを解釈する。現実と感情の間に鉄板の仕切りを入れるようなイメージで。でも、なかなか難しいです。まずは今、自分がどんな気分なのかに気づけるように自分自身に注意を向けることが大切だと思います。「あ、今ちょっとイライラしてる」とか「これって心配してるのかな」とか考えているうちに怒りが少し収まったり、不安な気持ちが少し楽になったりするのではないでしょうか。少なくとも感情に任せて行動してしまうことは減るでしょう。行動する前にちょっと立ち止まって、今の自分の気分に目を向けることで、マイナスな自分だけではなくプラスな自分にも気づけるようになれます。
気分に影響を与える身体のバランスを整えて気分の安定化を図る。そうすれば、気分に左右されない考えが生まれるようになるのではないでしょうか。
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