『任せる技術』
任せる技術―わかっているようでわかっていないチームリーダーのきほん
- 作者: 小倉広
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2011/01/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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平成25年6月14日 読了 47分
まとめ:
「できるようになってから任せる」のではなく、「できなくてもムリして任せる」。
ビジネスとはリスク・テイクを伴うもの。
後輩・部下に仕事を任せるのも、それは同じこと。
後輩・部下に仕事を任せることは典型的なWIN・WIN。
目次:
CHAPTER0 人は「仕事を任されて」育つ
CHAPTER1 ムリを承知で任せる
CHAPTER2 任せる仕事を見極める
CHAPTER3 任せる。と伝える
CHAPTER4 ギリギリまで力を発揮させる
CHAPTER5 口出しをガマンする
CHAPTER6 定期的にコミュニケーションする
CHAPTER7 仕組みをつくって支援する
キーワード:
そもそも部下の仕事とは、「今日」の食いぶちを稼ぐことにある。一方で上司の仕事とは、「今日とは違う明日」をつくることである。 p36
人は「責任」を負い、「責任」を果たすことで成長する。果たしていった「責任」の大きさに比例して成長するのだ。任せるとは、「作業」ではなく「責任」を与えることにほかならないのだ。 p62
リーダーシップとは「組織を一定の方向へ導く影響力」のこと。つまりは、ビジョンという方向性を描き指し示し、それに向けて人を動かす力を指す。必要な行いは二つ。ビジョンの立案・提示と、部下の心を揺さぶり行動させること。この二つだ。 p73
部下を説得せずにどのようにして仕事を任せればいいのだろうか?答えは、部下に自分で選ばせること。仕事を任せるかどうかを、任される側の本人の意思で決めさせるのだ。そのためには、仕事を任せることのマイナス面を包み隠さず話すことが必要だ。 p90
上司は自分のコピーをつくってはならない。任せた以上は本当に任せるのだ。それがコミットメントと部下の成長を生む。決して手足のように扱ってはならない。 p112
「過去と他人を変えることはできない。しかし、未来と自分を変えることはできる」 p132
「上司の脳は問題を解決したがる」「部下の脳は共感を求める」 p179
アクションプラン:
一日一回、コミュニケーションの機会をもつ