『成功に導く意思決定の技術』
成功に導く意思決定の技術―「正解」を必ず引き出す5つの思考法
- 作者: 中島孝志
- 出版社/メーカー: 太陽企画出版
- 発売日: 2004/02
- メディア: 単行本
- クリック: 2回
- この商品を含むブログを見る
平成25年7月31日 読了 60分
まとめ:
意志決定は五つのプロセスでスクリーニングする
1.GOAL
2.OPTION
3.ESTIMATION
4.PRIORITY
5.CHOICE
目次:
まえがき
第1章 仕事ができる人はみな、判断力がものすごい!
第2章 この五つのプロセスに従えば、必ず正しい判断ができる!
第3章 優れたリーダーはみな、こんな判断力を持っている!
第4章 このお客にはこれで攻める、トップセールスの判断力に学べ!
第5章 巧みな判断力がないと、人間関係はうまくいかない!
第6章 判断力を鍛える「10の習慣」!
キーワード:
最悪を想定して、最善のつもりで動け! p40
1.「最悪」の場合を想定する
2.「最善」の場合を想定する
3.「もっとも確率の高い」場合を想定する
大事なのは、「3.もっとも確率の高い数字」をきっちり押さえること。そして「1.最悪の数字を想定」して、それに対処できるように準備すること。
百発百中の判断をするにはコツがある! p62
五つのプロセスでスクリーニング
1.GOAL
2.OPTION
3.ESTIMATION
4.PRIORITY
5.CHOICE
まず最初にゴール、すなわち、帰着点を決めることである。視点をどこに置くのか―長期的レンジで考えるのか、それとも短期か中長期かに描くのかで判断は変わってくる。だからこそ、まずゴールを明確に具体的に描くのである。 p62
ゴールに到る方法は星の数ほどたくさんある。人の数ほど、選択肢があるのである。このゴールにいたる数々の選択肢を「オプション」と言う。 p67
ESTIMATIONを正しく行うには p74
定性的データと定量的データの二つで判断する
1.定性的データ
数値データではなく、感想や意見、印象など、感覚的なデータ。直感。
2.定量的データ
売上げ実績や統計など、数値で示されるデータ
ノイズとシグナルをきっちり分別する p80
耳に入ってくる九九パーセントは役に立たないノイズだと言われる。それだけに重要な一パーセントのシグナルをどう聞き取るか。これがポイントになるのだ。
「仕事ができる人」というのは、実はテーマを常に追い続けている人なのである。 p82
優秀な経営者は判断力に富んでいるが、いったいどうやってこの判断力を磨いているのだろうか。痛感するのは、一次情報をものすごく大切にしているということではなかろうか。一次情報とは、第三者を介さずに自分でつかんだ情報のことである。本を読んで感じたことをメモしたり、街を歩いて気づいたことをメモに書き込んだり、自分の五感を通じて得た情報で判断するようにしていることだ。けっして、他人の受け売りで物事を判断しない。ものすごく好奇心旺盛なのである。 p102
「Build on your strength.」(強みの上に築け)とは経営学者ドラッカーの言葉である。「企業は自社のもっとも強い部分、得意技を最大限に引き出して、それで勝負しなければいけない」という意味である。 p139
判断力を鍛える「10の習慣」! p206
1.じっくり観察する習慣
2.直感と勘を磨く習慣
3.論理的に考える習慣
4.「だれもやらないから面白いぞ」と考える習慣
5.逆に考える習慣
6.「この人は!」という人の意見だけはチェックしておく習慣
7.時々頭を休めて、関係ないことに集中する習慣
8.「足し算、かけ算」より「引き算、わり算」で考える習慣
9.質問力を駆使する習慣
10.迷ったらいつでも基本に戻って考える習慣
アクションプラン:
Build on your strength.