『なぜあの人の話に、みんなが耳を傾けるのか?』
なぜあの人の話に、みんなが耳を傾けるのか? (アスカビジネス)
- 作者: 関谷英里子
- 出版社/メーカー: 明日香出版社(発行:クロスメディア・パブリッシング)
- 発売日: 2007/10/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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平成25年12月10日 読了 21分
まとめ:
自分に合った話し方を見つけるためには、自分のキャラクターを知ることから。
傾聴力に必要な3つの理解。
「自分を理解する」「相手を理解する」「状況を理解する」
おもしろい話とは、相手を理解し、相手の聴きたいことをテーマとした話。
ストーリーをつくる3要素。
「メッセージ」「理由」「情報」
目次:
はじめに
1章 パフォーマンス力を磨く!
できる人たちが必ずおさえている話し方
2章 コンテンツ力を磨く!
できる人たちが必ずおさえている話の内容
3章 構成力を磨く!
できる人たちが必ずおさえている話の組み立て方
4章 プレゼン力を磨く!
できる人たちが必ずおさえているプレゼンテーションの技法
おわりに
キーワード:
自分自身を演出する p16
1.第一印象を作る
2.第一印象を作るキーは、外見の清潔感
3.常に意識して自分を演出する
要は自分の自分の本来のキャラクターを把握した上で、その場の状況と考え合わせて、求められる像を演出することが、自分に合った話し方を見つける第一歩になります。 p20
傾聴力には、3つの理解が必要です。
1つは、自分を理解すること。
自分の伝えたいメッセージ、それを伝える自分のキャラクターを理解しておきましょう。
2つ目は、相手を理解すること。
自分のことをわかってくれている、と聴き手が思えるようにすると、どんどん相手は話を聴いてくれます。
そして3つ目は、状況を理解すること。
その瞬間どのような対応が求められているのか?活発さを出すのか?それとも控えめなクールな対応が求められているのか?などです。
これらを踏まえることで、はじめて意思の通ったコミュニケーションが取れるのだと思います。 p48
実際に話をするときには、次の4つのポイントを意識してください。
1.最初に現状から話してもらう(現状の理解)
2.次にその現状に関するその人が抱えている痛みや悩みを理解する(痛みの把握)
3.そして、その痛みや悩みを解決した先に見える晴れやかな未来像は何かを理解する(理想の未来像の理解)
4.その未来像が成し遂げられた時を思い浮かべてお祝いをする(理想を祝う) p60
聴き手がみな釘付けになるような人の話は、いったいどこが違うのかな、と観察してみました。
ひとことで言うと、”おもしろい”話なんです。
では、人が「おもしろい!」と思う話って、どういう話なのでしょうか?
まず一つには、おもしろい話とは、「相手のためにしている話」です。
相手を理解し、相手の聴きたいことをテーマとした話です。
自分がどう見えているか、とか自分のパフォーマンスがどうなっているかを気にするよりも、相手のことを考え、相手にとって有益なメッセージを伝えることに集中するということです。 p72
どうやって話を組み立てるか?
ストーリーを要素に分けると、「メッセージ」「理由」「情報」の3つになります。
そして、話の流れとしては、次のようになっているのが理想です。
ここでいう「メッセージ」とは、つまるところのエレベーター・ピッチです。
一番のコアとなる部分で、時間が限られている場合はこの部分だけを話しても、十分に自分の言いたいことが伝えられます。 p98
アクションプラン:
話すときは、自分を理解し、相手を理解し、状況を理解する。